GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

高級ハンコン?プロ仕様?Simucube2ってどうなのよ?

どうも!

(○・∀・)ノ マイド!!

 

さて、今回御紹介するのは、いつもと違ってコンシュマー対応機種ではないハンコンのお話です。ガチ系なSIMレーサー(特にPCユーザー)向けと割り切ったものです。丁度、数ヶ月前に体験することがあったので、友達からも聞かれる事がありましたので、ちょびっと参考までに掲載します。

因みに私はオタクではありません(笑)

体験出来る機会がありまして、ブログ開設が最近でしたので序に情報として残すために此方に紹介しておこうと思いました。

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◻️プロ仕様 業務向け高級ハンコン

Simucube2(シムキューブ)はダイレクトドライブのハンコンです。FANATEC DD2と同じくベルト機構を持たないモーター直のダイレクト方式です。

グレードは3つありまして「sport」「Pro」「ultimate」というグレードがラインナップされてます。私が体験したものはProですので、こちらを情報として紹介していきたいと思います。プロ仕様のレーシングシュミレーターに実装されてる事が多いので体験したい方は探すと取り扱うSIMショップなど出てくる筈です。

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ultimateの最大トルクは30Nmと凄く強烈!トラックでパワステ無しの車かよ!と思える程に重いと思います。コックピット壊れちゃいますよ(笑)

Proは25Nmのピークトルクを発生します。デザイン的にも工業用のモーターをそのまま流用したような簡素なデザインからは想像も出来ないほどトルクは重い。FANATEC Podium DD1もそれと同じく強力なトルクを発生しますが微妙に入力とトルク抜けの質感が少し違うと思いました。Podiumはカカッ!カカッ!って瞬発的なトルク感を感じますが、コチラはグワッ!グワッ!って感じでボリュームがデカい!?体感的にはそんな感じの表現が合っているのかも知れません。22BITで細かく制御されるので細やかな入力と抜けが交互に襲ってきます(笑)

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背面はこんな風になっていて家庭用コンシュマー対応機種とは一味違った工業用機械を彷彿させる様なスパルタンな仕様。本体の裏側下部にはワイヤレスステアリング受信部が内蔵されています。

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万が一のトラブルの為にエマージェンシーボタンがセットになってます。非常停止ボタンです(笑)

コイツはステアリングを取り付ける部分が独特で、実は一般的なハンコンとは構造が違っている部分が取り付けボスです。あらゆる形状、あらゆるステアリングの固定規格に合わせられるように数種のパターンの取り付け部品がセットになっています。

※オプション購入可能。

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実車用ステアリングを流用する事も可能で、市販車用ステアリングをボルトで直付けする方式もあります。クイックリリースシステムというとFANATECを連想する方も少なくないと思いますが、Simucubeも独特な機構を有しています。ステアリングを接合する部分はテーパー状となっていて、ここにボスをスルリとスライドする様にはめ込みます。脱落防止にピンを差し込んでプレイが可能になります。

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実は本体とステアリング部はワイヤレスで繋がります。煩わしい配線を撤廃してシンプルに纏めたかったのでしょうか。FFBが伝わる駆動部は直付けですからフィーリングが損なわれるという事はなく、ボタン操作でのコントロールをワイヤレス化した仕様となっています。パドル操作は安っぽい遊びなど皆無で非常にスムーズ。

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別売でSimucubeワイヤレスボタンプレートがありますが、OMPのステアリングを取り付けた例がコチラになります。コチラを流用する事でパドル操作が可能になり、メーカーからリリースされる固定ブランドのステアリングとは違って好みのステアリングをチョイス出来るのです。勿論、ステアリングも同ブランドからリリースされています。フォーミュラスタイルのデザインが特徴的ですが、今どきのGTシーンにおいてもトレンドになりつつあるスタイルなので気持ち的な抵抗感は薄いと思います。

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見よ!このゴツさよ!今時のレーシングカーのステアリング周りの機構の様なスパルタンな形。FANATEC Podiumでもステアリング軸は若干しなります。コイツは元々、直付けであったかの様なカチッとした固定感があってスルスルです。

本体+ワイヤレスボタンプレートユニットでも軽く20万は超えてしまいます。(送料+税抜き)

※輸送賃などは為替などで変動します。ユーロ圏は輸送費は高めです。

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因みにProの本体価格は1339ユーロ(2019年11月現在でEUR/121円)なのでザックり計算すると162019円です。同ブランドからリリースされているステアリングは584ユーロ(70664円 送料+税抜き)

ペダルは他社ブランドのものをお好みで組み合わせる事でハイエンドな環境を作り出すことが出来ます。勿論、海外ではステアリングだけで15万円超えのユニットもありますからセットにすると値段はピンキリですね!

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私は買うつもりは有りませんが、、、いや、もしかしたら将来的に買うかもしれない(笑)それくらい魅力的なシステムです。

お求めであれば海外でも取扱店で販売されています。発注してから大体3日程度で現地から空輸で送られてきますよ。購入するには日本で発行したVISAカードとか使えませんから注意が必要です。

 

さぁ、正しく趣味レーターになっちゃいますが(笑)

PlayStation4などのコンシュマー機には勿論、対応していませんし、一般的なレーシングSIMに設定はプリセットで実装されている事も皆無なくらいですから、全ての入力の割り当ては全て自分で行わないといけません。当たり前の事ですが(笑)

個人的にはFANATEC Podiumでも勿論、満足出来ます。ですが、更に物々しいものが必要であれば、この様なハイエンドなハンコンも世の中にはあるのです。組み合わせ次第ではバリエーションが膨らみますし、自分だけの趣味コンとでも申しましょうか。そのようなシステムが構築出来るわけですね!

 

参考までに情報を載せましたが如何だったでしょうか。

 

 

それでは!また!

アディオス!!( -`ω-)b💕