GenesisPlanA’s diary(ジェネシス・ダイアリー

主にレーシングSIMを好みます。フライトSIMも少々(笑)。FANATECユーザーとしては長く、他機種も扱った実績は多く複数台を所有しています。リアルでも走っていた実績もあったりします。SIM機材に関する問い合わせが多く、一問一答する傍ら知識を公開する為にブログを開設しました。検証した事を含めレビューをYouTubeなどの動画を記録として残しております。巷ではジェネさんと呼ばれています。掲載内容は経験やリサーチしたものを含めて知的財産をオープンにしており愛読者様への無償奉仕です。SIM機材輸入販売/整備/

FANATEC Podium Kill Switchって要るの?要らないの?どっち?

(○・∀・)ノ マイド!!ジェネです。

 

今回は前からちょこっと問い合わせがあったPodium Kill Switch(ポディウムキルスイッチ)についてご存知無い方に御説明します。既に持ってらっしゃる方も居るとは思いますので、ここは敢えて知らない方々の為にどんなものなのか御説明したいと思います。

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Podium Kill Switch(キルスイッチ)は、FANATECブランドのホイールベース用の電源ON/OFF&電源を強制的にカットするスイッチです。工業用機械などには必ずと言って良いほど保全対策で実装することを義務付けられている非常停止ボタンとこのスイッチはそれと同じ意味を持っています。

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実はPodium DD2に標準セットで備わっていますが、何故だかDD1にはオプション扱いになっています。単純にホイールベースの出力の差だけで付属の有無で棲み分けたのか?多分それは無いものと思いますが、DD1はお買い求めし易い様にと配慮されて少しお安い価格設定となっている為か、恐らくコストダウンで付属してないものと推測します。因みに単価は¥12900(シップコスト+tax含まず)します。

※tax:2020年6月現在でも10%です。

 

◻️他社製品はどうなってるのか?

通常、ハイエンドなダイレクトドライブ・ホイールは他社もキルスイッチが実装されているものが多いです。Simucube2の中でも出力が抑えられているSportというグレードも例外ではありません。参考までにSportのFFB最大トルクは17Nmです。電源ON/OFFという意味合いでもあるとは思います。

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実はSim EXPERIENCE AccuForce ProV2にはキルスイッチは付属してません。BOXやソフトウェアでピークカットする仕組みの様です。

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電源のON/OFFはケーブルに備わってるSwitchで行うので、万が一にはそこで強制的に電源カット出来ます。まぁ、AccuForce PrV2は今まで使ってて暴走すらした事ないので強制的に電源を切ったという経験はありませんが(笑)

 

◻️こんな時にKill Switchは必要です

私は古いSIMやレースゲームも嗜みます。2013年頃のモノとか掘り起こしてマルチに時々遊びます。それは最新のSIMとは違い、昔は昔の良さのあるSIMとでも申しましょうか(笑)

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実は最近のSIMでも、コンシュマー機(PS4,XB1)に接続していても稀に暴走する時があります。

キルスイッチは常に押し易い場所に固定しており、万が一の時には「パーン」と瞬時に判断して押せる様に確実に固定して取り付けてます。

 

実はDD1を買った当初は持っていませんでした。初動段階でいろいろとテストをしていた時に、何度か暴走する時があったので、そう期間を置かずに追加購入しました。その「稀に発生する暴走」の時に備えて安全の為に実装したのです。

 

従来のベルトドライブホイールでも6~8NmクラスのFFBを誇る訳ですからDDは倍の数値です。同ブランドのCSLで6Nmクラス、CSWで8Nmクラス。これらのFFBをMAXでステアリングを握ってドライビング経験した方ならお分かり頂けると思います。

ベルトドライブクラスのホイールベースなら力任せに何とかなったりはしますが、ベルトも何も介さない構造のDDの高トルク設定での使用感では、ちょっと抑えつける事は困難です。腕力の無い方だと先ず危険なので身体ごと持っていかれる勢いかと思います。

 

◻️個人の保守と他人の保守

自分の怪我防止やメカニカルな環境保護の為にも、一緒の空間で走ってる人達へのマナー的な意識として、キルスイッチを実装される事をオススメします。

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これはPodiumの背面の画像になります。白く丸いボタンが電源になります。実は暴走した時にコレを長押ししたところで暴走は止まりません。強制的に止めるには電源ユニットのコンセント側のケーブルを抜く!今のところこれしかありません。

しかし、このキルスイッチを噛ませると強制的に電源カットが可能となります。因みに、このキルスイッチの接続は背面に他の周辺機器と同じく差し込むだけ。

 

実は、私は動画配信中にも暴走した事が2度程ありまして、自分の保護と、コースで一緒に走ってる方々にも危なくない様に瞬時にキルスイッチを押して強制的に電源をカットしていました。放送外でも稀に発生します。クラッシュしても、普通に走っていてもなっていましたね。いきなりアクセル全開!とか💦苦笑

 

◻️見た目の格好だけではなく少し便利になるツール

DD2を最初から使われているユーザーには当たり前の様ではありますが持ってない方の為に敢えて御説明します。

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このキルスイッチの下に備わるのは電源のON/OFFボタンです。押すと点灯します。Podium本体のモニターでは電源をONにした事をメッセージで表示します。赤いボタンはトグルになっており、押すと強制的に電源をカット、回すと解除という仕組みです。これは工業用の非常停止と同じ作動方式です。

 

◻️実は標準装備で付けて欲しかったキルスイッチ

個人的にも今思えるのは、このキルスイッチは標準で実装すべきだと思っています。それは先にも述べた急なトラブルの際の保守装置としてという理由です。

他のブランドのDDホイールベースも所有していますが、実は暴走現象が今のところ発生していません。たまたま発生していないだけかも知れませんし、発生しないのかも知れません。しかし、クラッシュの際には危ないと判断されるならばキルスイッチはあった方が良いんです。実はSimucube2のキルスイッチはその様なトラブルに見舞われてないだけに電源ON/OFFスイッチだけになっています。AccuForce Pro V2は元々付属していませんが、今のところトラブルフリーです。しかし、激しいクラッシュをしそうな瞬間には欲しいと思える時がありました。と言うのもコイツも16Nmクラスを発生しますから。

 

何故、暴走するのかはファームウェアを含めたプログラムとホイールベース本体のハードウェアとの相関コントロールの部分に関係します。ファームウェアとハードとの連携が上手くコントロール出来ていれば暴走という現象は少ないものと思います。

 

◻️差額を考えるとDD2も選択肢に挙げても良いのではないだろうか

個人的にはPodium DD1の性能でも十分過ぎる位に満足しています。しかし、キルスイッチは付属していません。メーカー標準価格が¥159900+シップコスト+tax(10%)が購入価格です。保証期間は3年間付いてます。対してPodium DD2はメーカー標準価格が¥199900円+シップコスト+tax(10%)が購入価格です。保証期間は5年間付いています。

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最近、稀に来る問い合わせでDD2とDD1のFFBトルクの差と使用感の違いについて聞かれる事があります。ペダル類とか初期不良チェックを含めたメンテナンスを終わらせてセットでお客様に卸す際には、それ等を体感する事が多いのですが、確かに最大トルクにすれば強烈なFFB数値ですから差はあります。

しかし、その領域では流石に私も使いませんので使用感でお答えしていますが、それほど体感的に滑らかさとかの差は無きに等しいかな?と思います。

 

ですので、ここでお答え出来るのは予算にゆとりがあればDD2、少しでもお安くお求めしたいならDD1という選択でも宜しいのではないのかな?と思います。

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恐らく、もしかしたら、この先Podiumもバージョンの違うものがリリースされる可能性が少なくは無いとおもってますので、個人的にはその時点で買い換えるとは思ってます。

CSWもバージョンの移り変わりで中身もグーンと変わってますから。

 

私の場合は考え方として少しでもリーズナブルに買うユーザー層に近しい考え方の立場であった方が良いと判断した部分とフィーリングとしての性能差はそれ程無いと判断した部分からの選択でした。その結論がDD1です。

 

しかし、先にも申し上げました通り、保守という意味でもキルスイッチとセットでご購入を考えてみて下さい。

 

これからご購入される方も、今回の情報を踏まえてトータル的に見て、魅力と感じるモデルを選ばれると良いかも知れません。参考にして頂けると幸いです。

 

それでは!また!

アディオス!!( -`ω-)b💕