(○・∀・)ノ マイド!!
ジェネです。
今回はSimexperienceからリリースされているDirect Drive、AccuForce Pro V2の魅力について紹介していきたいと思います。
メーカーHPではステアリング付きのReady to Run(レディー・トゥー・ラン)キットで$999という価格になっています。
※ペダルが既にあれば、環境に組み込む事で直ぐに始められる
因みに、DD(Direct Drive)はモーターその物が重いのでシップ運搬コストが少し価格に載りますので、個人で輸入される際には日本円で約13万位で手に入れられます。
一見、安いDDだからと見られがちですが、そこは侮るなかれ!本格的なDDです。
御存知の方もいらっしゃると思いますがSimexperienceはモーションシュミレーターを設計販売しているブランドなので造りはしっかりしているのです。体験された方は「おおっ!」って感じた方もいらっしゃると思います。
実際に私の所有しているAccuForce Pro V2を体験された友人からは驚きの声を聞いております。
値段の割には期待を裏切るシャープでトルク感のあるFFB(フォースフィードバック)。お値段以上の性能に驚く事と思います。確かにハイエンドなDDとはFFB最大トルクはカタログスペックで保持トルク13Nmと低めになってますが、モリモリとしたしっかりとしたトルク感や、シャープやソリッドなFFBトルクの表現は、Simソフトに盛り込まれているFFB情報を忠実に再現してくれます。
最大トルク設定にすると16~17Nmクラスです。
※各メーカー、モーターの特性で体感的には数値より重く感じることがあるのです。
ボディーは金属製のケースで覆われていますが、内部はサーボモーターが保護される形になっています。見た目小さいですが、工業用サーボモーターそのもので重量はそれなりにあります。実際に持った人は「重いっ!」って感じたと思います。
OSWとかのMiGEモーターより小さいですが、モーターは規格でいろいろありますので、出力や特性で形が違います。
フロントパネルはドライカーボンを使っており、強度はしっかりと確保されています。左に見えるコネクタ差し込み口は、ステアリングに備わるボタンBOXのアクセスで、この形状に合うコネクターを採用すれば他社製や自身でカスタムしたステアリングも此方に接続すれば認識はしてくれます。または、ステアリングボタンBOXからUSBで直接PCに接続する使い方もアリです。
標準で付属しているクイックリリースはオリジナルではなく、競技用のものとしても採用されているもので、写真に見えているカバーはクイックリリースを脱着し易い様に予め指を引っ掛ける為のリングが備わっています。
クイックリリース部分はアルミの削り出しで、このクイックリリースを外せば他の規格のクイックリリースボスも取り付け可能です。
SRMから販売されているFANATECステアリング変換キットを間に挟めば、FANATECステアリングを普通にクイックリリースで脱着可能にする事だって出来ますよ。
※変換キットのファームウェアは必ずインストールしてね!
※ホイールを変換キットで改造してしまうと、一つ一つのステアリングを改造しないといけませんので、クイックリリース側を改造する事で、CLUB SPORTのステアリングを購入して直ぐに御利用になれます。
ハイエンドDDのユーザーは時として、性能や質感の割には安価なFANATECホイールを流用する人が増えてきてますね。
AccuForce Pro V2のモーターの特性をフルに活かすのは、この外部に備えるBOXとソフトウェアが肝です。モードは様々ありますが5パターン存在します。勿論、任意にFFBの質感をお好みで味付けする事もある程度可能です。
AccuForce Pro V2のモーター本体から伸びる太いケーブルは、此方のBOXに接続され、こちらのBOXからUSBケーブルを介してPCに接続するスタイルです。
仮に1番パワフルなハイトルクモードでASSETTO CORSAなどをプレイすると、そのモリモリとした強烈なFFBときめ細やかなフィールに驚かれる事でしょう。雑味がなく繊細なフィールは特に表現が豊かなラリーSIMをプレイされるとより実感出来ると思います。
勿論、ASSETTO CORSA COMPETIZIONEなどでも細やかなFFBがアウトプット情報として反映されます。
Ready to Runまたは別売で購入される際にAccuForce用として採用されているボタンボックスは写真の様になっています。ステアリングは他社の物も流用可能で、ボタンBOX上部は稼働しますので多くのステアリング形状に対応する事が出来ます。
私はOMPのステアリングも使用してます。
パドルは、今どき流行りのマグネティックこそは採用されていないものの、材質はドライカーボンでお好みでパドル時のストローク(パドリング範囲)を調整出来る機構になっています。個人的にはしっかりとしたパドル感があるので何も不満は感じられません。
手締めでネジを調整する事で任意に変えられます。
各ボタンは一般的な規格のものですので作動やボタンの感触はまずまずです。標準ステアリングのセンターに備わるホーンボタンチックになっているものはSIM側でもボタン割り当てで変える事が出来ますが、通常はAccuForceのメニューをPC画面上で切り替えるためのボタンとして使えます。
ステアリングはアルカンタラで、赤い縫い目のスティッチで演出が添えられています。因みにステアリングは330φ径になります。
◻️AccuForce Pro V2って実際どうなのよ?
気になるところだとは思いますが、個人的な主観での性能や質感を他社製Direct Driveと比較すると、同じ16BITレート帯のDDであれば、FANATEC Podiumよりも繊細で自然なトルク感を感じると思います。これは私個人で感じてる質感での感想です。
強力な低慣性モーターは13Nmの持続トルクを発生しますが、SIMによっては、かなりなトルク感を感じます。OSWのMiGEモーターでも17Nmも掛ければ片手で制御出来ない位のトルク感ですから必要にして十分であると思います。決してエントリーモデルとして見てはいけないモデルと私は思います。
突発的に来るキックバック感は時として危険です!
確かにDDとしては安価でリーズナブルな価格帯で売られていますが、コンシュマー機(家庭用ゲーム機)対応では無いので余計なライセンス費は掛かっておりません。故に余計なコストが載ってないという事も安さの理由であると思います。あと、工業用サーボモーターでも、世に出るサーボモーターの生産台数が多いとコストも薄まるという傾向もある事から、メーカーはその仕様を決めたのではないかと思います。
似た様な価格帯で売られているSimagic M10が候補としてよく取り上げられていますが、此方はモーターがステッピングモーターというものを採用していますので質感も性能も実は違います。
分かりやすく説明しますと、DDではあるのですけれども、低域6Nm、中間8Nm、高域10Nmであり、ハンドリングはどちらかと言うと、ベルトドライブとダイレクトドライブの間の子みたいな質感で、ベルトドライブからの改質的なステップアップをお望みの人なら好むDrive Driveと言った方が分かりやすいかなと思います。ですが、此方も紛れも無いDDなんです。
これ(AccuForce Pro V2)より強力なDDが欲しい場合は上位機種か他社製の物をお求め下さい。
ホイールベースをコックピットやデスクに固定する際には角度付けが必要な事があります。オプションで買える取り付けステーは角度調整機構が備わっていますので、ボルトを外してお好みで調整可能です。厚みは3mmもあるので、それなりに重量感はありますし、しっかりとした造りになっています。
個人的には所有しているDDの中でもお気に入りの一台であり、使用感に関しては満足しています。
オンからラリーSIMまで幅広く楽しめるDDですし、細やかなフィールはほんと楽しい。
気分でステアリングを換えて使うのもありですし、人それぞれシチュエーションに合わせた楽しみ方はあると思います。
いろいろなSIMでも質感は変わらず良い!DDでいろいろなSIMやレースゲームやりますけど、「アレっ!?」って何だか違和感があるモノもありますが、AccuForce Pro V2はどれも余り違和感なく自然にこなせます。私自身、いろいろなモノをプレイしますが楽しめてます(笑)
不思議とどれも自然な質感で楽しめるんですよね。
コンシュマー機対応では無いけど、PCでしかやらないよ!というユーザーさんは検討の余地あり!な無視出来ないモデルなので安価で確かな質感のDDを検討中であれば是非!(笑)
因みになんですが、受注してからの生産なので、手に入れるまでのリードタイムが約2ヶ月ほど掛かります。製造され、性能テストを経てからの出荷なので、手間隙惜しまずで、Simexperienceは手堅くやってますね。
出荷前チェックリストは担当2人で行われ、担当者署名の成績書が二枚着いてきます(笑)
さて、今回はこんな感じでAccuForce Pro V2の魅力について触れていきましたが如何だったでしょうか。
それでは!この辺で!
アディオス!!( -`ω-)b💕