GenesisPlanA’s diary(ジェネプラA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

Sim Racing Pro(SRP)ペダルのインプレ!オフィシャルパートナーとなりました🙇‍♂️

(○・∀・)ノ マイド!!

ジェネです。

 

先日に入荷したSim Racing Pro(SRP)GT3ペダルのその後の感想を少し紹介していきたいと思います。

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そしてこの度、SRPオフィシャルパートナーとなりました。放送する際にはロゴを動画に使わせて頂きます。

(〃・д・) -д-))ペコリン

 

私のコックピットはSIMLAB製ですが、GT3ペダルのベースには取り付けに関する穴が多数存在しますので固定は容易でした。実はこのペダルの自重が14kgほどありますので、それなりに重いのもありますが、凄くシッカリしてます。

ヾ( -`д´-

 

先日のブログでも紹介した様に、このペダルはスプリング(クラッチのみケース押し戻しに使用)やMODを使っていません。エアーダンパー式を採用しています。高密度ガスを使ったダンパーは作動がスムーズ。シャカシャカと安っぽくは無くて、適度な固さがあり、スルスルとスムーズにスライドする。ブレーキは重く、踏み込んだ際には固めなフィールで、ドンッと踏み込んでも遊びは無くてシッカリとした感触があります。

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シッカリとした感触と言えば、油圧式のペダルがその質感ですが、油圧の様なSIMペダルですと、どうしても高価になりがちなので、一般のユーザーにとっては高嶺の花になりかねない。20万~30万は軽く超えますし、モノによってはそれ以上を軽く超えますから。かと言って質感は妥協したく無い!と思ってる人ならエアーダンパーの質感は合うかも知れません。

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私は、よく海外のSIM機材をリサーチするのですが、今まではMOD&スプリングというオードソックスなスタイルと、油圧式という両極端な価格帯とフィーリング。そこに、ここ1年くらいの間にエアーダンパーという構造のものが少し増えて来ているのです。

SRPとは別にMotionSysというイタリアのブランドもエアーダンパーを採用しています。

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こちらも高密度ガスを使ったダンパーを採用していますが、OIL(油圧)も良いけどエアーダンパーも悪くないよ!という。乗用車もエアサスってあるでしょ?あれと同じ様な解釈だと思うんです(笑)

但し、こちらのペダルはアクセル&クラッチペダルにスプリングを採用しています。(遊びを無くす要素も含む)

因みに€1100(シップ運搬コスト・関税代含まず)

イタリアのブランドらしい派手目なカラーリングと特徴のあるペダルデザイン。

油圧式に比べれば安価です。また、油圧式の場合は耐油性能に耐える材質の選択を強いられますし、経年使用での万が一のオイル漏れもあったりします。

 

◻️SRP GT3Pのインプレッションです💡

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MODやスプリングなどを使わないので、押し戻しに関して全く阻害される要素は無くて、ペダルを踏んだ感触は乗用車に乗ってる方なら分かると思いますが、ほんと自然です。御値段以上のフィールと造りの綺麗さに満足しています。

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そこに安っぽさは無く、スムーズにスライドするアクセル&クラッチペダル、ブレーキング時には重たいペダルのタッチ感があり、ガチャガチャとした遊びはありません。ガツンと踏み込むと奥の方までキッチリと細かくコントロール出来るのは素晴らしいです。

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長時間の走行では、やはりそれなりの重い感触があるので足は疲れます。アクセルペダルも然り、長時間のプレイではそれなりに疲れます(笑)

各ペダルは細やかな信号検出と処理を行ってますので妙な感覚の違和感はありません。

ペダルレイアウトも然り、各ペダルの固さや位置関係、カットデザインも相まってかヒール&トゥがし易い。アクセルを子気味よく動かしてアクセルコントロールするのも楽しいです。

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今までいろいろと弄って拘ってきた自分のFANATEC V3Pedalカスタムですが、いろいろと弄って来ましたけれども、やはりこの辺の質感はSRPはひと味もふた味も違います。

 

MODを介すと、その内部ではMODという素材がタイトな固さを感じるので、モノによっては踏み込んだ一定の領域からその固さの質感が出てしまう。

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突っ張る様に設計され柔軟な固さを付与したのがHeusinkveldのSimPedalsなら、その一定の領域からの固さはあまり顔を出さないのですが、踏み込む毎にリニアなタッチ感を得られます。個人的にも何度か扱ってますし、その辺は分かっているのですが、今回、私はHeusinkveldのSimPedalsではなく、SRPのGT3ペダルを採用したのは従来のMOD感から離れ、油圧感に似たフィールが欲しかったからです。

 

あまりにも高価なSIM機材は一般の人には高くて手が出せない。そもそも商業ベースでやられてる店舗さんでも入れてる率はそれ程多くはありません。

パッと見で判断出来る様なスパルタン且つゴツイ感じのペダルって目を引くので、着座した時にパッと見で分かりますね!(笑)

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昨年度7月に紹介したWave Italyも20万を軽く超えるので一般のユーザーさんにはオススメし難い........

 

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因みにSRP GT3Pは、例えばFANATEC V3Pedalからのステップアップや、HeusinkveldのSimPedalsのフィールに違和感がある人には良いのかも知れません。

参考までにSRP GT3Pの価格帯的にはHeusinkveldのsprintとultimateの間といったところです。

安っぽさはある訳でもなく凄く質感の良いペダルなので、ここでは「価格的に見て」それ程、買い求めし難くないと言った位置づけで!と認識して頂ければな~と思います。

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私の身長は今は173cmですが、足のサイズは意外と小さく25.5cmです。普段からレーシングシューズを履いてSIMしてますが、ペタルの高さは丁度位です。勿論、ペダルの高さや角度は容易に変えられますから、お好みに応じて調整可能です。

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ペダルのパネル部分は綺麗に面取りされてますので角が立ってません。海外ではソックスでプレイされてるのを見掛けましたのでソックスを履いてプレイされても良いかも知れませんね。表面は梨地でサラッとしてますので肌触りも滑らかです。

ただ、ブレーキタッチは柔らかいペダルではないのでシューズを履いてプレイされる方が宜しいのかも。

商業ベースで設計されてるロードセルを実装したペダルだと固さだけが顕著に出る傾向にあります。

それは不自然だったりするので少し違和感を憶えます。

 

SRPはそういう違和感は全くなく、初日からスっと入っていけてたと思います。

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タツキも無いので各部はスルスルと動きますし、ペダルタッチも然る事乍ら、瞬時に「おっ!これは良い」と思いました。

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予想以上に良い出来栄えで、走ってて思わず笑みがこぼれる(笑)

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私は今のところスポーツの設定でプレイしてますが、ショートストローク化するPROという設定も可能です。

個人的にはレーシングカー以外にも一般乗用車も走りたいのでスポーツのままの設定でマルチに使えてるのでデフォルトの状態です。

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各部ペダルの制御はペダルユニットのセンターにセットされている基板がコントロールしています。

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初期設定の際にソフトウェアを使いますが、それは各ペダルのキャリブレーションのみで、普段使いにはソフトウェアは関与しません。このソフトウェアではデッドゾーン等も設定出来ますのでお好みで!

私はブレーキをいっぱいに踏んでるポイントでキャリブレーションをしてますので、このキャリブレーションの際に浅い位置でMAXで設定してあげると、軽い投力(踏む力)でブレーキングをする事が可能になります。女性にはそっちの方向性でキャリブレーションした方が良いかも。

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あと思ったのが、いろいろとSIMを変えてプレイしてると、個々のSIMで自身のペダルでの操作感で違和感を感じた事はありませんか?

私は、気がつけばSRPペダルで何の違和感も無く使っていたのは少し驚きました。

普段使いのFANATEC V3Pedalの時はSIM毎に違和感を感じる事は少なくありませんでした。それは、オールマイティに使える様にとMODやらスプリング等をチューンしていった事もあるのでしょうが、そこは仕方ない部分であると思っていました。

ふと気がつけば、操る車両は乗用車やレーシングカー、クラシカルなモノまで普通に乗れていました。

車って乗る個体で操る感覚って違うじゃないですか。それはSIMでも同じ事が言える部分ってあると思うんです。勿論、SIMによっても味付けやら諸々違いますので、「そこまで万能なのかよ」とツッコミされるかも知れませんが、例えばブレーキロックやタイヤが滑り易い車両に乗っていたとして、細かいコントロールに追従して来ない場合は、それなりにしかコントロール出来ないですが、そこは人の感覚もある部分もある訳で、、、上手く乗りこなす技量が備わっていれば人間ABSみたいなタッチ感をも得られる事が出来る感覚があるといった表現の方が宜しいのかも知れません。

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仮にRace Roomに実装されている旧個体の車両は、個人的には滑りやすく、ブレーキロックもし易いので敬遠しがちでしたが、SRPペダルだとあまり躊躇せず乗っていられる。この個体、ロックし易いなぁ~とか感じるとしたら、無意識にロックし難いペダルコントロールをしていたり。

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アクセルなどに関してもコントロールの奥行き感があるので、普段なら「なんだよぉ~…」って思える部分でもコントロールで回避出来ていたりする。

この辺の感覚は高いペダルにはありがちな部分なんですけど、以前から普段使いで愛用していたペダルでは出来なかったこと。それが出来るというのはとても良い。

ペダルワークが思い切りのいいプレイヤーなら力技で対処してたりする部分があると思いますが、繊細なペダルワークを心情とするプライヤーならこの辺の旨味がお分かりになると思います。

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文章だけでニュアンスを説明するには無理な部分がある訳で、そこは動画で実際にコントロールしてる時の映像を見て頂くとか、ペダルの動きを見て頂くとかでその辺の穴埋めは出来ると思います。

 

何にせよ、それほど高価なSIMペダルではなくても、その高額なペダルに近しい、又は同等な感触とコントロール性をもった設計のペダルが一般のユーザーに手が届く範囲まで来ているというのはいい傾向だと思うんです。

 

ビジュアルも良くて、性能も良くて、走ってて楽しくなるペダル。そこも大事な要素だと。

 

この先、ラリーSIMとかいろいろと体験しつつ検証は進めていきたいと思ってます💡

(`・ω・´)

 

今使っているペダルに不満があるとか、前々から買い替えを検討されてる方とか、ステップアップ目的とかあるならばSRPペダルを試して頂きたい!

 

@SRPsimracingpro

 

今回はこの辺で!

アディオス!!( -`ω-)b💕