(○・∀・)ノ マイド!!
ジェネです。
つい先日の日曜日(2021年6月6日)に2ヶ月前に発注してあった「Simforge Mark-1」というSIMペダルが到着しました💡
日々、海外のSIM機材に関してはリサーチしていますが、かなり前にコレを見つけまして、コレを購入するにあたりいろいろと事前にSimforgeへ情報聴取しており、結果的にお試しで購入するに至りました。
日本初です🇯🇵🗻🗼🏯🌸
Heusinkveldと同じように3mmスチールのカットデザインが特徴で、独自のダンパーデザインや、機能性を含めて性能は確保されているのに非常に安価なペダルです。
安価に提供している理由としては、世に出回る多くのSIM機材は非常に高価であり、発展途上国は元より多くの求める人達は買いたくても買えない人達が大勢居ます。
それを考えて、品質や性能を極力考慮して、環境や人件費などなどでコストを薄めたペダルです。
因みに、私は安いから買った!ではなく、設計的に良さげだったから買った!です。
v(・∀・*)
アクセル&クラッチは今どきのハイエンドSIMペダルと同じく非接触ホールセンサーを使用。
ブレーキは寸法の大きなロードセルで80Kgになります。このタイプのロードセルは金属のしなる歪みをデータとして数値化する方式で、SIMペダルのモノとしては容量として大きいです。僅かな応力で反応してくれます。
踏み込み量やバンク角も調整範囲は広く、フルバンプした時の底づきを抑制するバーが設けられています。一見ひし形の彫りに見えますが、繊維が入ったウレタンチューブです。クッション性を兼ね備えていますので、フルバンプした時の衝撃を和らげる効果を付与しています。金属同士の当たるキンキン音はかなり緩和されます。
本ペダルには標準装備でSUSフレームとフットプレートがセットになっています。Tナットとワッシャー、ボルト類は同伴されていますが、工具は付属しておりませんので御自身で用意したものを使ってください。
フットプレートは高さと位置を任意で調整可能となっており、足のサイズや踏み込み方にも対応出来るように設計が盛り込まれています。
◻️仕様詳細
《アクセルペダル》
長寿命のホール センサー。
ヒールトゥシフトが容易な延長部分のあるロングフットプレート
上下および左右両方の位置でのフット プレートのオフセット調整。
《ブレーキ》
80Kgロードセル
調整可能な感度
各ダンパーのトラベル リミッター。
硬度70S(黒)、80S(黄)、90S(赤)の3種類のダンパー
(※ポリウレタンMODです)
《クラッチ》
調整可能なクラッチフィール
調節可能な旅行。
長寿命のホール センサー。
上下および左右両方の位置でのフット プレートのオフセット調整。
で、こちらがプラグアンドプレイ電子ボード。
各ペダルからデータ転送ケーブルでこのボードのコネクターに接続し、ボードからPCへUSBデータ転送ケーブルで接続します。
《その他》
ペダルに14の異なる角度設定があり、最大傾斜角は 169° (≒G29 ペダルと同じ)、最大傾斜角は 153° で、吊り下げなら反転取り付けが可能です。
(SUSベースフレームから外してコックピットに直付けでもOK)
16BITプラグ アンド プレイ電子ボードで細かく検出します。
《付属品》
基本的には3ペダルキット
40×120 アルミ押出のベースとなるSUSフレーム
高さと角度調整可能なヒールプレート
3ペダルから電子ボードまでのデータケーブル
電子ボードからPCへの伝達データケーブル
組み立てに必要なボルト類とTナット
◻️踏んだ時のインプレッション
組み立てて、少し試しにフミフミ🐾🐾🐾してみましたが、ストローク量と投力に対しての反応は全然悪くありません。とてもリニアです。
〇アクセルペダルに関して
ノーマルのアクセルは少し柔らかめで、FANATEC V3と同等かな?調整で少し固くは出来ます。
最大傾斜角は公開データ上ではLogicool G29のペダルと同じくらいという事でしたが、踏み込み幅は寧ろ、FANATEC elite Pedal位な印象でした。
私の場合は、アクセルのダンパー取り付け角を中間に設定。工具でダンパーを少し絞めて「ちょい硬い」位にしました。実は角度を中間にするだけでも、かなり変わりますがそこはお好みで。
踏んだ感触は例えるならFANATEC V3ペダルのハードスプリング位の硬さにしましたが、Heusinkveldの様な強い反発感(バネ感)はありません。
〇ブレーキペダルに関して
ブレーキはちゃんとしっかり感ありますが、付属しているポリウレタンMODで細かく質感を変えることが出来ます。
ノーマルでも十分に重いタッチ感と、しっかりとした踏み心地で、大容量ロードセルは細かく反応してくれます。結果的に角度もMODも特に弄っておりません。今のところこの状態で検証していきたいと思ってます。
〇クラッチペダルに関して
踏んだ時に特徴的なのはクラッチ(笑)
何故、あのような飛び出た可動フレームになっているのか分かりました(笑)。奥に踏み込むとクラッチプレートがフリーになった時のケックン感があります(笑)
※バンプストップバーを手前にするとケックン感はなくなります。しかし、それでも踏んだ時の質感は良いですね。
クラッチのダンパー角は、アクセル同様に中間位にしました。コレでもかなり踏んだ時には硬くなります。
アクセル同様にストローク量がFANATECのelite Pedal並にワイドなので、両方共にバンプストップバーを中間位に最終的には調整すると思います。
踏んだ時の可動範囲が広いと言うことは、細かく検出してくれる範囲も広いということで細やかにコントロールするには良いと思います。人によっては踏み込み量が多いと感じてしまうでしょうから、このバンプストップバーで稼働幅を調整してあげましょう。
〇PCと接続するには
PCとプラグアンドプレイ電子ボードをケーブルで接続する際には、ちょっとした電子ボード設定の専門知識が必要でした!が、Simforge engineeringのナランジャンさんとお話していて、実はこの辺の改良が加わり、新しいファームウェアがインストールされるので、今はPCにプラグアンドプレイ電子ボードから伸びるUSBを挿すだけで、PCはSimforgeペダルを認識してくれる様に仕様変更しました。
とても簡単です🎵
〇ペダルのキャリブレーションに関して
Google先生に「DIVIEW」というソフトを検索してダウンロードして下さい。HeusinkveldのHPに飛びます✈️
フリーソフトですが、こちらのソフトでペダルのキャリブレーションを行います。
〇導入するにあたり注意点!!
ペダルを設定するにあたり、SimforgeのHPからダウンロード出来るマニュアルには「Arduinoボード」を認識させる為にボード設定する説明がされていますが、これは無視して下さい!
※2021年6月7日の夜に、Simforge engineeringのナランジャンCEOとディスカッション(細かい情報聴取など話を)しているときに、ペダルをPCに接続するだけで認識する様に簡単にしましたので、余計な設定は必要ありません!
\_(・ω・`)ココ大事
◻️Simforge Mark-1ペダルのその他の情報
実は私が購入した時には$333でした。ペダルのページに飛ぶと少し表示金額が変わっているのはコロナの影響なのか?
実は今、インドはコロナの影響でロックダウンしており、通常は受注生産なのですが、予定する完成のタイミングと出荷時における遅延が大幅に増加……。
私のところまでに来るのに2週間半ほど掛かっていますので、実質二ヶ月待ちました(笑)
お値段は、ペダル本体とtax、日本での関税代含めて、この仕様で「全てコミコミで大凡5万円位」です。関税代は受け取り時に配送業者から請求されます。(2200円位)
ベースプレート付きで5万円は超破格なお値段です!
Σ( ˙꒳˙ )!?
単純に安く仕上げておらず、素材や設計などでコストを薄めている訳ではなく、生産国がインドという事で人件費や光熱費などの部分で相当薄まってるみたいです。
寸法精度は軸部も含め、強度的にもHeusinkveldと何ら大きく変わりはなく、このての安価帯ペダルにしては非常に精度がよく、非常によく出来た仕様になってると思います。
少し注意点として、金属パーツの腐食はありませんが軸部のシャフトパーツの一部に微妙な品質のバラツキが見られ、重合金属としては少しバラつくのかシミっぽいのが見受けられる個体があるかも知れません。錆びる事はありませんが、耐久性には影響は無いです。
細かいところを気にされる神経質なユーザーには目についてしまうかも知れません。
軸部に塗られてるグリス量は多めに塗ってあるので、気になる方は余分なところは拭いてあげて下さい。
アクセルとクラッチペダルを踏んだ際に、ダンパー端部の稼働するシャフトがスライドする時、白いガイドとの擦れ音がする場合がありますが、ダンパー取り付け角をノーマルより少し硬めの位置に調整してあげると音は鳴らなくなるか、全く音はしなくなります。
試しに低粘度のグリスを塗ると余計にキューキューと擬音がでるので、気になる人は高粘度のモリブデングリスの方が摺動(滑り)は良くなると思います。
コックピットへの固定に関しては、ベースフレームがSUSで、非常に大柄な大きさですが、コックピットがSUSフレームなら、微調整で容易に取り付けられると思います。
汎用性の高いコックピットだと、取り付け穴に注意が必要です!ペダル台にあまり穴が設けられてないと、ちょっとした穴あけ加工は必要かもです。
今回取り付けたSIMLABに関しては、ちょっと穴位置を確認しながら取り付けは可能でした。ですが、ペダルのノーマル状態より取り付け位置が変わるので、固定用のサイド部分と手前側の穴位置を調整するのに、付属のTナットで三点止めするか、ミスミに売ってるのと同じ一般的なTナットなので其方を流用して位置調整をするのも宜しいかと思います。
勿論、ベースから離して、個々のペダルを直接、ペダル台に取り付けられるならば、直接固定することも可能です。
そこはケースバイケースです!
ペダルに性能としては16BIT制御と、非接触ホールセンサー、80Kgロードセルセンサーなど抑えるところはキチンと性能確保されてますので、価格の割には贅沢なモノになっていると思います。
◻️現段階での総合評価
SimforgeのHPからペダルを購入するにあたり、$333と表示されてますが、ペダルのページに飛んだ際に少し価格表記に差がありますが、購入した際の明細書には、ペダル本体は$333となっていますので恐らくtaxが入った表記だと思います。
動画でも紹介していますが、全てコミコミで大凡5万円位です!
基本フレームは3mm厚で、Heusinkveldと同系統のスチールカットフレーム構造。各部のフレーム補強部はとても頑丈で、軸部も含めて、各稼働部分の遊びは全く無くとても設計&製造精度が高いです。
アクセル&クラッチペダルの踏み心地は、それなりにしっかり感があり、稼働バンク幅は少し広めに感じると思いますので、バンプストップバーで微調整を。タッチ感やリニアな感じはあります!
似たような構造で説明するとHeusinkveldのスプリントより強いバネ感は感じないので、ペダルを踏むコントロールは楽かも知れません。
ブレーキペダルに関しては、踏んだ時にしっかりとした実感と硬さがあり、踏み込んだストローク量がグニャリとしていないので靱やかです。ストローク幅としては少なめで、若干の柔らかさの中に硬い質感といったところでしょうか。
この辺はメカとしての信頼性は高いと思います。
本格的なSIMなら、この硬めの質感はコントロールするにも容易な傾向であるので、あとは踏んだ時の投力加減は踏む=押すという感じなので、ハイエンドSIMペダルとしては同じです。
クラッチに関してはダンパー取り付け角を立てるだけでもかなり硬くなるので、そこはお好みでどうぞ!
この辺の機材に関しましては、どれよりも良いですか?とか、比較的な質問の投げ掛けが少なくないですが、踏んだ時のフィーリングや質感としては、個人的な感想として申しますと以下になると思います。
あくまでも私が購入・経験している中で、価格的にもカテゴリーとして分けたなら似た様な範囲での勝手な対比ですので、参考までに。
(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
・Heusinkveldのスプリントよりは、よりSIMでペダルっぽく扱いやすい傾向
・同じくスプリントよりは、アクセルのバネ感は薄いです。よって踏む時は楽!(笑)
・ブレーキに関してはFANATEC V3 Pedal〜InvertedのプロMOD&ダンパー付きよりも、より高い次元のタッチ感です。Heusinkveld寄り。
・アクセル&クラッチはノーマルでは踏み込み量が深くなるので、人によっては調整が必要ですが、FANATEC V3 Pedalよりもかなり良いですね。
・実車感あるかと言うと、SIMペダル寄りではあるが悪くない質感。
こんな感じでしょうか!
まだまだこれから実際にSIMを使って検証していかないといけませんが、ポイントしてはリニアな操作感と扱いやすさ、コントロールのしやすさが求められますから、少しずつ検証を進めて行きたいと思います🎵
( ◜௰◝و(و "♪
◻️補足
実は購入した後に、いろいろ聴取している時に発覚しましたが、今現在、販売されてるSimforge Mark-1は、SimRacingGarageのバリー・ローランドさんがレビュー時に監修が入っており、部分的に修正されたモノが販売されています。
尚、私の方でもこのペダルの各部の紹介は動画でも配信しましたので気になる方は参考までに御覧になって下さい。
先ずはレビュー第一報でした。
それでは!またね!
アディオス!!( -`ω-)b💕