GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

スラストマスターT500RSのリビルド🎁しましたゾ❣️(*^^*)

(○・∀・)ノ マイド!!

ジェネです。

 

実はかれこれ3ヶ月前から計画のあったスラストマスターT500RSのリビルド計画を企てていまして(笑)

思わぬところからいい個体をGET出来ました💮

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そしてもう1台は、ちょっとかなり使い古した同じT500RSですがジャンクを譲り受けて保管してあったモノです。

 

ジャンクとジャンクを掛け合わせたリビルド。

そう、内部部品に至るまで生きてる部品を整備しながら、1つ1つチェックしながら部品を移植するという事を、僅かな時間の合間にコツコツやってました。

先日にブログにアップしたFANATEC GT DD Proの脇にはコレが置きっぱなしになっていた訳で、FANATECの案件が終わり次第に、頭の中に描いていた復活プランを実行することにしました(笑)

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良いベースの個体は不動のモノで、電源周りが逝ってました。その他の状態は良かったのでコチラをベースに組み上げて行く事としました💡´-

(ღ*ˇ ˇ*)。o♡ᔆᵘᵗᵉᵏⁱ♡

 

スラストマスターT500RSと言えば、同社製T-GTが出てくるまでは、スラストマスター製品のトップに君臨し続けた最上位機種です。

しかし、体感的なフォースフィードバック(以下FFB)を含めた力強さはT-GTよりも上。

PS3世代のハードなので少し荒々しさはあるものの、キチンと整備すればまだまだ現役選手👨‍🔧

しかし、PS5で認識しない(PSボタンが無い)との噂が広まり手放す人も多く居たのも確かな情報です。

しかし、これらの旧機種はゲーミングPCでも活用出来るため、プレイステーションで使えずとも、活動するステージを変え、レーシングSIMやトラックSIMでもまだまだ使える代物なのです。

 

と、言う訳で、この計画自体は、昔からお世話になっている、とある方へのプレゼントとして計画しておりました💡´-

無事に動いて実現出来れば!の話です。

(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)

 

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先ず、個々に解体して生きてる部品をチェックして行きます。根気の要る作業ですが、バラしてメンテしての繰り返し。

各箇所も組んではケミカルで磨いてグリスアップ。

指で軸を回したりして僅かなジャリ感も極力無きことでコツコツと。

勿論、基盤も塵が薄い層になってるのでパースクリーナや綿棒を駆使してシコシコと磨いております。

 

残念ながら内部の写真はいいのが無いので載せてません。もうひとつのジャンクはヘビースモーカーなフレンドさんから譲り受けたものなので、内部部品はヤニなどの汚れが凄くてお見せする事が出来ません。放送禁止レベルです😅なので割愛します。😑💔

 

( ・_・)r鹵~<巛巛巛パーツクリーナー

 

ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ!!  位のパーツ類もありました‪💧‬苦笑

 

今どきのスラストマスター製品の内部構造は少々複雑化してますが、それに比べるとT500RSはやや簡素なデザイン。しかし、年数は経っているわけで経年劣化するであろう箇所はベルトかな。

ベルトはウエスに低粘度のリチウムイオングリスに暫く浸しておくと柔軟性としなやかさが復元します。私の場合はスプレーして2日ほど浸しておきました。

最後にパーツクリーナーでササッと洗浄してあげるとフニャりとした柔らかい質感が戻っておりました。

ゴム製品は経年劣化で硬化する傾向であるのでベルトと言えども同じく、先々を見据えると硬化するのを遅らせる為にも処理しておきたいところ☝️💡´-

ゴム製品は加硫の仕方が違うことがあって、タイヤ等のゴム製品は硫黄加硫だったり、架橋効果や媒体は微妙に異なったりします。

架橋剤もいろいろなんです。

パッキンや小さなベルト素材など、普段から日常的に使われるゴム製品にもいろいろあるんですよねー。

 

それは置いといて(笑)

ヽ(▔•ω•▔ヽ)(っ▔•ω•▔)っ

 

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組み立て後に電源アダプターを接続して動くかチェックします。全て済んでから動かなかったじゃ、何をしてたんだろう?ってことにもなり兼ねませんから(笑)

ジャンク2つある内の1つの電源は、しばらくパイロットランプが点灯してから数分後に消灯……。

もうひとつの電源は1時間ほど放置してもパイロットランプが点灯し続けてましたから、コチラも選別しチェックして良かったなと🍀*゜

(´,,-ㅿ-,,`)フゥ-

 

そこまで完成したなら後はボディを綺麗にしていくだけ✨

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くすんで見えるのはパドルの表面に発生している細かい点錆。見た目も何とかしたいので、ここで一旦ステアリングを外してパドルの表面を薄く研磨し、鏡面仕上げに入ります。

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ここで取り出したりまするはカー用品店でも売ってる磨き用コンパウンド。と、ピカール

ピカールはほんのちょっとだけ使います。表面に生えた細かな点錆をササッと軽く削る為に使います。やり過ぎは厳禁です(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

 

メッキにもタイプがありますが、素人目で見て、見た目でなかなか判断つかない人も多いはず。

バイク等のメンテした事のある人なら分かるかな?

あまりやり過ぎると数ミクロンのクロム層も無くなってしまい、地肌が露出してまって磨けどくすんでしまう経験は御アリでしょうか?

粗キヅ用コンパウンドはドアノブなどの引っ掻き傷に使う用途でこれで十分です。価格は800円程度で、大体#4000番位の細かさですが、目の粗いウエスを使うと磨き方でダメージも少なく磨けるのです。

最初は厚塗りでちょいちょいと塗布して、指の腹でクルクルと軽く擦る程度に磨いていきます。

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左が鏡面仕上げ後で、右が未処理。全然違うでしょ💡´-

左側の鏡面仕上げの仕上がりが良かったので、同じく右側も仕上げていきます。

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ほら、しっかり新品時の輝きを取り戻しました😆✨

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こんなにも違うでしょでしょ-( ̄ε ̄✨

 

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ボディーやステアリングも勿論クリーニングしていきます。表面に付着した油分を取り除くには家庭用のマジックリンをウエスに吹き掛けてから拭いていきます。ステアリングも勿論、一旦バラして各パーツやネジ穴やヘッドが収まるエクボも全て綿棒などを駆使して細かいところまでクリーニング✨

乾いたらウエスにパーツクリーナーを吹き付けて余分なモノを拭きあげて取り除きます。下地処理ってヤツです。

ステアリングもマジックリンを塗布したウエスで手垢等の油脂もクリーニングしていきます。

□ヾ(・∀・`o)フキフキ

 

スラストマスターのステアリングはパーツクリーナーを多用し過ぎると白く噴いてしまう事があるので程々に。

 

ボディーは低粘度リチウムイオングリスを薄らとウエスに噴いて、引き伸ばすみたいに拭いてから、乾拭きして仕上げます。

ステアリングのスポーク周りも同じく処理していきますが、ステアリングのみ、ウエスにレザーワックスを薄らスプレーして引き伸ばすみたいに磨いて仕上げていきます。

 

ステアリングを取り付けてればクリーニングは完了です⤴️

(*’ー’)

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クリーニング前と、クリーニング後では、全然見栄えも違ってて凄く綺麗になりました😊✨

ガリッと入ったキズは極薄になり、他の細かいキズは、見た目的にもほぼ無くなりました(笑)

 

ここまでの処理までにゴテゴテと大量に着けてしまうと後の始末も悪く、経年でホコリも汚れも寄せ付けてしまうので「適量」である事が望ましいです。

仕上がりも綺麗です✨

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ペダルに関してはT3PA-Proを友人に譲ってしまったので、普通のT3PAの一部不動品を採用する事にしました。

一旦バラして、センサーであるポテンショメーターの内部の磨耗度合いをチェックします💡´-

□✔

 

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べダルを踏み込む角度を検出しているのが、このポテンショメーターというボリュームセンサー。

通常、ボリューム調整用として使う分には(外輪部)カーボン抵抗と、(可動部)摺動子の磨耗は殆ど有りませんが、SIMペダルに旧来から採用されてきたポテンショメーターだと小刻みに、そして強く踏み抜いた時にシャーシの僅かな捻れで微細なスパークをすることがある様で、分解して洗浄すると薄く細かい黒汚れが出てきます。

私の場合は余程酷くないと接点復活剤なんて使わないので、一度洗浄してみて磨耗度合いを調べます。

接点復活剤スプレーなどは一時は良いけど、時間の経過とともに効果も薄れるばかりか、ケースに侵入してきた細かい塵も万が一混入してしまうと取れずにそこに居続けるので使いません‼️

いらない所にまで飛散しますしね😓😭😫

 

そもそもケースに覆われたポテンショメーターが殆どなので塵も万に1つ位の確率でしか侵入しない筈なのですよ☝️💡´-

 

私の場合はバラしてメンテする際に、一度、パーツクリーナーか、接点洗浄剤で綺麗にした後に、この外輪部であるカーボン抵抗の線に沿って、ホビー用の極細綿棒の先に、呉の2-26か、コンタクトスプレー等を軽く噴いて線より細く書くイメージでなぞります。

少々値段はしますけど、エーゼットのオーディオ機器用接点復活ケミカルオイルでProってのがあるので良いかも知れません。私は稀に使います。

 

いきなり外からスプレーをシュー〜〜は先ず無いね‼️(笑)

トドメをさして不動になる事もありますからね(笑)

 

実はこのT3PA。振動でペダルが反応しないという事もあって、よーく観察するとケーブルがグラついていたので、一旦各ケーブルを外して、ハンダをつけ直してます✊

 

作動は……完璧💯💮(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

一旦各部を接続して、スラストマスターのソフトウェアなどで動きが正常であるのかチェックします。

ついでにT500RS用の最新のドライバーとファームウェアもダウンロード☀️

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ファームウェアに関しては念には念を入れて、一度適用しては試運転し、2度目、3度目と差がないか複数回パッチを当てていき、作動チェックしています。

 

フォースフィードバックのチェックや、ソフトウェアに忠実に反応しているのかも確認していきます。

(▭-▭)✨

 

差が見られないならこの時点で全てのメンテナンスは完了です✨

手抜きはしたくないので長い道のり😭苦笑

 

因みに2つのジャンク品はご好意によりタダで頂いたモノです。

有難う御座いました🙏🙇‍♂️

 

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実はつい先日にこのT500RSリビルド品を既にプレゼントで贈りました🎁

あくまでも中古♻️ですが、リビルドした事により、素のままパーツ交換しただけよりは延命している筈💡´-

 

何処まで長生きしてくれるのかは測りかねますが、その命が尽きるまでは元気で居て欲しいものです。

頑張れよ💪🔥🔥🔥

 

おわり

 

 

今回はこの辺で!

またねー*˙︶˙*)ノ"