GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

CAMMUS Racing Sim Pedalの紹介と、組み立てセッティングと注意点⚠️

(○・∀・)ノ マイド!!

ジェネです🍀*゜

 

今回のブログ記事はCAMMUS(ケーマス)からリリースされているRacing Simペダルの紹介と組み立ての注意点を書いていくよ✍️

φ(-ω-`)

 

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CAMMUSのSIMペダルは、ほぼ総金属製。骨格を含めて凄く丈夫に出来ています。

通常価格は$599ですが、現在はセールで$299で販売されています。

しかし、設計と造りは玄人志向ですので踏み応えがあります。

(∗︎⚬̀︎−︎⚬́︎∗︎)b

 

$599レベルで比較するとFANATEC V3ペダル等のSIMペダル価格帯がライバルと言えますが、如何せん設計が古い事もあってか少し大味なフィーリングなんです。

FANATEC V3ペダルは踏んだ時に軸部に仕込まれた回転軸に磁石の回転角によって検出する仕組み。

他の同価格帯やアンダー10万円位の3ペダルだと、ベースフレームの底部にやはり非接触磁気センサーを備えるのが安価で済むので業界ではオードソックスな造りとなってきている。

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実はCAMMUSのペダルは3ペダル共にロードセルセンサーを採用している珍しい構造👀。

 

以前に、昔からあるポテンショと非接触磁気センサー、そしてロードセルセンサー式の違いとメリットについて質問された事がありますけれど、①ポテンショは正確な検出をするけどライフが短く、劣化してくると検出ミスが多発する。②非接触磁気センサーは劣化はしないけれど瞬間的に細かくピクピクと脈動する事があるので正確にコントロール出来てるか?というと若干の疑問が無くは無い。③ロードセルセンサーは物理的に接触しておるので踏み込み量に対してリニアに効く🙋

この贅沢なロードセルセンサーを普通はブレーキのみに採用するメーカーが殆どなんですけれど、3ペダル共に採用しているのがCAMMUSのRacing Simペダルなんです。

10万円オーバークラスで例えるならばSimRacingPro(SRP)が3ペダル共にディヒューサーというガス圧を緻密に検出する高精度センサーを採用している。

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SRPは他のSIMペダルブランドと比較しても別格な超高性能SIMペダルですが、仮想廉価版ともとれる構造を採用しているものがCAMMUS Sim Racingペダルというイメージで個人的に思っています。

 

物理的に細かく作用するロードセルセンサーを贅沢にも3ペダルに採用し、FANATECなどのブランドと比較しても、かなりな安価帯で販売されているのは驚きです。

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踏んだ時の反力は他社と比較しても太めのスプリングを採用している。ブレーキに関してはポリウレタンエラストマーMODを採用していますが質感は硬いです。

踏み込み時の硬さを変えるのはダンパーの取り付け位置と締め付け具合で細かく調整出来ますし、踏んだ感じはフニャフニャとした感触では全く無く、凄くタイトだ。

ベースプレートも金属製であり、コレに固定する訳ですが、このタイトな踏み応えに耐えるべく強固な造りになっているという訳です。

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同価格帯でのライバル対決ではCAMMUSはレベルの高い仕上がりで、追加部品でデコデコとカスタムするよりはSimforgeみたいに「コレだけ買ったら網羅する」というのと同じ感じです。

FANATEC V3ペダルですと、抵抗になるオイルダンパーやプロMODは別途買い足さないといけませんし、プラスαの出費はある。ノーマルのMODでは経年劣化で復元力落ちてきますから、遅かれ早かれ必要になってくるパーツ類ですね💡

 

そうなってくるとSimforgeとCAMMUSの2強となる訳で、性能というか質感の差で好みが別れる。

 

DIVIEWで観察する限りはCAMMUSペダルはピクピクと脈動すらしないので、踏み込んだ時に物理的な応力をロードセルセンサーが検出して情報を処理しているのを確認しましたがリニアです。

この造りで安価帯に収めてくるのは凄いと思いました。

 

ソフトウェアの充実度から比較すると、その辺を煮詰めて造ってきたSimforgeペダルが抜きん出ていますので、他だとFANATECやMOZA、SIMAGIC等のライバルペダルと比較してもカチッとした上の水準を目指して造られてきたCAMMUSペダルが少しリードしてる感があります。

 

▫️CAMMUSペダルの組み立て手順と注意点に関して⚠️

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先ず各ペダルをベースプレートに固定する前に、アクセルとクラッチペダルから伸びているUSBタイプCケーブルをブレーキペダルユニットに優しく差し込んで下さい。力は殆ど要らず、軽くカチッとした感触が手に伝わります。
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USBタイプCは後発の新しい規格ですが、今ではスマホやモバイル系のデバイスには、ほぼ普及が進んでいる新しい規格であるけれど、実は凄くデリケートに出来ています。端子部の上下に関係なく着くこの規格のコネクターは無理矢理差し込むと故障の原因にもなるので「優しくカチッとするまで真っ直ぐに差し込む」が正しい接続方法です。

CAMMUSはコレを採用している訳ですが、デリケートなので丁寧な作業を心掛けましょう☝️

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USBタイプCケーブルを接続したらベースプレートに固定する訳ですが、ブレーキペダルの背面側のネジは少し長めのものを使いますので御注意を。

⚙️⌒( ᐛ👐 )⌒🔩

 

キチンと固定が出来たら完了です。

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CAMMUSホイールベースにはRJ12ケーブルか、又はPCに直に接続出来ます。

ダンパー角度やダイヤルの締め付けでかなり細かくセッティングが出来ますのでお好みで調整してみて下さい。

デェフォルトの状態ですと、スプリングも太めで少し踏み込んだ感じが他社の同価格帯ペダルよりも、かなり固いと思います。

 

ダンパー角は寝かせると柔らかくなるので、詰めの調整はダンパーシャフトのダイヤルをクルクル周りして仕上げるといった感じで仕上げます🍀*゜

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新品時は注油がされていない位にパーツの精度が高いのですが、シャコシャコと若干の擦れ音が気になる場合は、ペダルの軸部近くにあるスライドガイド(Eリングつきのシャフト)の溝に、リチウムイオングリススプレーを少量噴きかけてあげると静かになります。

各ペダルのダンパーシャフトの入側は、ほんの少量のリチウムイオングリススプレーを噴き、エンド部に工業用高粘度リチウムイオングリスを指で撫でる様に塗り、余分なグリスはティッシュ等で拭きあげて下さい。

そうすると超静かになります。

( ̄b ̄)

 

こんな感じでしたが如何だったでしょうか💡

(* ᐕ)?

 

まだまだ書くネタはあるのですが(ボツになったのも何十とある)、ここぞという記事があれば今後も継続して書いていこうと思ってます。

\(●°ω°●)/

 

何せ、仕事の休憩中などにチマチマ書いておりますので随時アップデートしていきたいと思っております。

 

では!また次回にお会いしましょう︎👍🏻 ̖́-

またねー*˙︶˙*)ノ"