GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

爆売れ中のDPVR E4が、ちょこっとマイナーチェンジした”DPVR E4”のレビュー2024Ver./メタクエシリーズとの比較・その他の情報を紹介

マイド!ジェネです。

(。・∀・)ノ゙♪

 

ここのところ好調なセールスを記録している”DPVR E4”

軽さを謳っているけど、実はそこだけではないのがDPVRなのだ。


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一般人的に数値的なスペックや一般論的な情報を鵜呑みにしがちだけど、例えばフレネルレンズひとつとってもネガティブな印象を持ちすぎ!もうそれらの情報は古いのです。

現在、購入されて既にプレイされているユーザーさんは、その圧倒的な画質の良さと、スクリーンドア(格子状に見えていた黒い枠線の様なもの)が無いというグラフィックに驚かれている人もチラホラと周りでもお見受けしました。


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少し前に大きな割引セールをしていましたが、それは前のモデルでありますが、今回ご紹介する2024年バージョンは少々改良が施されていますが、グラフィック的な要素は既存のモデルと変わらないので、如何なる環境も想定として更なる改良をしましたというマイナーチェンジな訳です。


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そして以前に御紹介したBLACK edition(ブラックエディション)とは数値的なスペックは同じですが、他の細かい仕様はまた違いますので、その辺も併せて書いていこうと思います。

因みになんですが、BLACK editionは限定バージョンであり、ボディーをよく見ると細かいラメが入っているので視覚的にも少し差を設けている仕様になっています。

 

では、先ずは以前のモデルからの紹介をしていきたいと思います。

 

既存モデルであったDPVR E4

よく、DPVR E4の御紹介でお見受けするモデルがこのスタンダードな白のタイプ。

軽量であることを皆さんが多く謳っているモデルです。ストラップを含まないヘッド部だけの重量でいうと280gと超軽量な部類になりますが、PCに直接接続するPCVRなのでケーブルは本体に直接接続されるスタイルです。


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主な特徴とその優位性①

そもそも私としましてもいろいろなVRを使用してきている背景があり、個人の経験からすると全く遅延の無いケーブル有りきの環境が当たり前で使っているのでワイヤレスである必要もなく、そして高性能であれば重量はPimaxシリーズやCrystalみたいに重くなって当然!と思いますけど、私としては軽さは武器とも思っていなかったりします(笑)

寧ろ、ゲーミングPCに要求するパワーが低ければ低いほど、一般的に扱える層も広くなるわけですし、SteamVRとの相性も良ければ、美化するための余計な重たい処理も必要ともしませんし、そして何しろ安定的であればお勧めし易いというもの。

そもそもSIMプレイヤーにとってワイヤレスは重要か?というと「そうではない」と私はハッキリと言えます。

メタクエ3二関して言えば確かにメタクエ2から大きな進化を遂げて凄く綺麗になっている。しかしバッテリー関係の持ちの問題があるので超時間は使えないという実例も体験している。


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先ず、既存モデルのDPVR E4に関して言うと、今どきのゲーミングPCでもRTX4000番台でも丁度スペック的にも良いですし、PCに要求するパワーが少ないので、より高いグラフィック設定を突き詰める事が出来たりします。勿論、RTX3000番台でも使えますし、90Hzでの動作ながらRadeonにも対応させていたりとして、昨年の2023年頃にホットな話題となったRadeon GPUでも使えるとあってマルチな存在なのです。

例えばRTX4070TiクラスのGPUであってもSteamVRのレンダリング解像度を更に上げられるし、一般的な同クラスのVRで仮にレンダリング解像度を100⇒150%とかに上げてしまうとゲーミングPCがヒーヒーいってしまって、リフレッシュレートがガタ落ちでカクツイたり、最悪の場合は相当画質を落として使わなければならなかったりします。

DPVR E4に関してはそのプレイするゲームやSIMにもよりますけど、ゲーム側の設定を落としたとしてもSteamVR側のレンダリング解像度を200%とか300%とかでお使いのゲーミングPCスペックに合わせた負荷度合いに調整出来る懐の広さがあったりするので、かなり軽快に作動してくれるところも大きなプラスポイントだと思います。

 

主な特徴とその優位性②

昔から言うところの「フレネルレンズ」にまつわるネガティブな情報。そんな話はもう古い!映像を映し出す高解像度3664×1920という数値は確かに綺麗だ。しかし、数値的なスペックだけでは判断できないのが今のモデルのVRであり、その数値が上手く活かされていないVRって結構ある。


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DPVR E4に関して言えば、昔で言うところのスクリーンドアという黒い格子状のモノが全くと言っていいほど見えない!というか寧ろ無いに等しい。よりクッキリと鮮やかに、一昔前のハイエンド8KクラスのVRで文字ですら滲んでいたので、どの辺に針が指しているのかも正確に読み取れなかったりしたけれど、DPVR E4はクッキリと滲むことなく、全体的な視認性も驚くほどに良好なのです。


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要はPimax 8K Xでもフレネルレンズ(FOVの関係もあるが)を採用していてネイティブデュアル4Kで超美しい映像を映し出している事実が有るわけで、フレネルレンズとディスプレイって日々進化しているので、まだまだイケてるのですよ。

 

例えばアピールどころとしてパンケーキレンズってものが採用されているVRはあるけれど、レンズの際の部分までキッチリ活かされていなかったり、そこにコストを掛けてしまったが為に他が削られてしまってたりするのでちょっとイマイチなパッケージになっていたりして、必ずしも良いとは限らないのです。

仮にコストを掛けられるならそのパンケーキレンズを活かせるディスプレイとの組み合わせにしないとならないし、パット見の綺麗さで誤魔化されている感もあったりして、落ちいた頃にそこに気づく事もある可能性も。

フレネルを採用しているDPVR E4はディスプレイとのバランスを考えての仕様であるとう事が考察できますし、例えばメタクエ2よりもスイートスポットが明らかに広いので不快感も無いし、視覚的な酔いに関する不具合も出ないという事である。


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因みにハイエンドなVRというとPimax crystalが挙げられますが、これは偏光レンズを採用しています。Pimaxお得意の170°〜200°FOVという視界の広さは確保出来ていないものの、ガラスレンズの今どきの技術では難しい。今後に期待です💪

 

主な特徴とその優位性③

90度フリップアップ機能を有した設計である事から眼鏡を掛けるプレイヤーにとっても、小まめに周りの環境を見回す人にとっても便利な機能。


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私も過去にVive Cosmosとかでフリップアップ使っていましたけど、世の移り変わりと共にいつの間にか他のブランドでは廃止になってしまっている機能。DPVR E4は造り的に丈夫な設計になっているので過去のモノよりも安心して使えそうだ。

 

主な特徴とその優位性④

DPVR E4にはスピーカーが内蔵しているが、ぱっと見に目立たないので、初めて使う人はどこから音が出ているのか探してしまうだろう。体験に来た私の友達も探していました(笑)

音質的にはPimaxのKDMASとかと同じような音色でナチュラルだ。

 

実はBLACK editionに関しては音のチューニングが低音に少し振っているのでパンチがある。個人的な経験上、過去一なのがHP Riverb G2のスピーカーが良くて、二番目にBLACK editionって感じかな~と思います。

カナル式のイヤホンも同伴されているのですが、音質に更に拘るならば、普段使いのヘッドホンを3.5mmミニピンジャックに挿せるように配慮された造りになっているので設計面的にかなり工夫されたものとなっている。

 

熱に関して

DPVR E4に限らず、VRは処理をしている最中に熱を持つ。それはディスプレイの種類にもよります。経験している中で暑く感じるのはPSVR2とかPimax 8Kplusとかが一番熱い部類で、目の周りに汗をかきます。フェイシャルガード部分の造り的にも顔との密着度合いが良いとかそういう次元ではなくて、ディスプレイから発する熱が眼球を温めてしまうレベルの話であって、DPVR E4に関してはかなりな熱量の低さはある。


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実は前型のモデルであっても、夏でもエアコンを掛けないフランスの環境にて使用しているプレイヤーからの情報フィードバックを元に、環境温度が35℃でも安定して作動する様に許容範囲を設け、熱対策を考慮して設計をされている。

因みにUSBバスパワータイプのVRを使用しているユーザーはあまり知らないだろうけど、アダプターを使用するVRはPCの電源を落としても、VR自体はスタンバイで微弱ながらも通電している訳で、数日間アダプターを挿しっぱなしにしていると割とすぐに本体が熱くなるのはそのせい。


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それはDPVR E4に限らず、Pimaxだろうが何だろうがアダプターを併用するVRって幾つか存在しますが、その様な仕様のVRに関しては、使っていない時間帯はアダプターを抜くかON/OFFスイッチ付きのタップを使うのがセオリーです。

 

"言わずともお分かりでしょうが当たり前の事なのです。"

 

仮の想定としてUSBバスパワーって便利なんだけど、ゲーミングPCから電力を分けてもらっている訳で、PCそのものに負担を掛けている部分がある訳ですから、個人的には安定的に長時間(PCもVRも含めて)のプレイをするなら、理想を言うならアダプター方式の方が安心して使えます。


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また、発熱事案で例えるとするならば、USBバスパワーの高性能VRでも発熱暴走はするし、ブラックアウトも然り、トラッキングも上手くいかなくなるってケースはあります。重たい処理をするという事はVR本体での処理で発熱もするのですから、如何に効率よく処理をしているのかがDPVR E4だと体感できています。


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2024Ver.の新モデルに関しては本体に居つくかの穴が設けられていますが、VR本体内にこもる熱に関して更に放熱効果を高めるモノでありますが、レビュアーによっては「ファンの音が気になる」なんて矛盾した意見も出るかも知れませんが、風切り音は気にするレベルではないと個人的には感じました。

そういうネガティブな情報。それは我儘です(笑)

 

最後のまとめとして

前モデルと2024Ver.の違いは、先程述べた僅かな違いではありますが、DPVRとしては可能な限り日進月歩で進化させている訳で、購入コストを考えると”丁度良い”範疇に収まっていると言えましょう。

白色カラーも少し明るめの白になった気もしますね。

外装パーツの仕様は変わっておらず、サイズも違わない。


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今まで据え置き価格で安価で販売をやっていたみたいだけど、この高性能っぷりで10万円以下は、今どきこのご時世に円安の日本にとっては魅力プライスだと思います。


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爆売れしているのは全体的なパッケージの良さと、画質、ゲーミングPCへの要求パワーが少ない傾向であり、スィートスポットも広くクッキリ画質、そして何しろ超簡単‼️


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私が撮影・掲載している画像はレンズ越しに捉えた映像ですが、ゲームをキャプチャーするとそのVRの本当の質感が伝わるからこそ素のままを情報提供してます。

実際はもっと綺麗ですがレンズ越しはなかなか難しい(笑)


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まぁ、そういう優れた丁度いいバランスのVRってストレスフリーなので売れている。

そういう事なんです(笑)

 

それでは今回はこの辺で。

*˙︶˙*)ノ"

 

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アユートさん

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