(○・∀・)ノ マイド!!ジェネです。
今回はLogicoolハンコンG29とG923の『どこが違うの?』の質問がありましたので答えていきたいと思います。実は先日の放送で何気なくリスナーさんから質問頂いたのですが、プレイしながら細かく伝える事が出来ないため、敢えて写真を付けつつブログで紹介しようと思いました。そうすることで既存のG29の知見の無い方でも分かりやすいのではないかと判断したのです。
それでは簡単ではありますが内容に触れていきましょう。
◻️新型G923の優位性とは?
今回のG923のウリはなんと言っても「TRUE FORCE(トゥルー・フォース)」。これは何ぞや?と思われますでしょうが、今回の進化のひとつがLogicoolが提案しているこの新技術。
ゲーム内の物理エンジンやオーディオエンジンにアクセスして、1秒間に最大4,000回の解析を行うことができる最新フィードバックシステム「TRUE FORCE」を搭載。これにより、エンジンの振動や、道路の感触、曲がり角をドリフトするときの車の重量などをよりリアルに体験できるようになったとの事です。
確かに上位機種でもあるFANATECなども細やかなFFBを伝えてくれますが、この表現力のアップこそがよりリアリティを生みます。ザックリしていたモノが角が取れてマイルドに且つ細やかになるといった方が分かりやすいかなと思います。
Logicoolハンコンの特徴でもあるギアドライブはゴリゴリ感があったりするのですが、この辺のゴリゴリ感が薄くなって、より細やかな情報がステアリングから伝わる様になっている様です。
例えばPS4版ASSETTO CORSA COMPETIZIONE等ではTRUE FORCE AUDIO GAINを調整すると、従来よりより細やかな情報伝達をしてくれるみたいです。
ステアリングを切り込んだ時のレスポンスに関しては、PS4などのコンシュマー機(CS機)では、プレイするソフトウェアに依存する部分があるので、場合によっては、ステアリングを切った時の遅延感があったりします。今回のG923に関しては伝達スピードも若干上がってるので、従来機のG29よりも遅延が気持ち少ない様にも思えます。
PCに関しては、この遅延感は少なくなりますので、単純にCS機とは異なりレスポンスはリニア且つ自然になると一体感が感じるのですが、この部分に遅延が無ければシビアなレーシングカーでも乗りやすくなります。
かと言って、大きな差があるか?と言われますと、その人の使用感にもよると思います。例えば1,000分の1秒を競うくらいのシビアなレーシングSIMで、タイム短縮や瞬時の判断が必要な要素には、この様なリニアなレスポンスを生み出すハードが必要になってくる訳です。
反面、日々、それほどシビアな環境は求めず、カジュアルなスタイルでプレイするなら、この「TRUE FORCE」というシステムは必要性が薄くなるという捉え方も出来ます。
旧型となったG29は、今は3万円半ば位の価格帯で安価に販売されていますが、新型のG923は現在の価格帯が55000円とそれなりに高額。カジュアルなスタイルでプレイするなら選択肢としては旧型のG29でも価格とクオリティを含めて満足されると思います。
そういう考え方もアリかなと。
◻️外観の違いはどうなの?
外観の違いはカラーリングとロゴ、固定具の1部に構造修正が入っています。
(左)G29と(右)G923です。ダイヤルやボタン類のカラーリングが黒で統一されています。この辺は、Xbox対応機種である方のG923と共通パーツを増やすことで在庫の面や管理コストの部分で緩和するので、単純に管理コストの低減を図ったものと思われます。この辺はメーカーの都合もあったりしますが、販売価格の高騰を極力下げつつ、お求め易い価格帯にしたいという思惑もありますから、買う側にとってはデメリットにはならないと思います。反面、華やかさが薄らぐので、どうもサッパリとした印象になってしまう側面もあります。
カラーに関しては世界的にもRoHS規制や、人体への影響のないモノを使用するにあたり、黒でも医療設備にも使われる事が可能なカーボンもありますし、カラーは色によって単価が高いものがあるので、より実績のある安全なモノを選択肢として選んだ可能性はあります。
パドルに関しても従来のシルバーから黒色になりましたが、実は旧型のものはパドル背面のカット部分が鋭利なロットがあったりするので、その様な個体に当たった人はパドル操作時に痛さを感じるユーザーも少なからず居ました。今回のパドルはフラットパネルを採用しているので、その様な不快感を生み出す要素は無くなったものと思われます。
尚、パドル操作時のカチカチとした感触は新旧共に変わりません。
ペダルに関しても仕様は新旧共に同じです。ロゴだけが変わっています。サイズや設計上の仕様変更は無いようです。
ボディも同様に外観デザインや仕様は見た目的にも何ら変更はありません。ロゴだけがPS4やXbox対応機種と統一になっております。
旧式と同じくPS3/PS4の切り替えスイッチはそのまま実装されてますので、PlayStation3も勿論認識します。
FFB伝達をするメカニカルな機構に関しても従来機と同じく、ツインモーター&ヘリカルギアを使って伝達するスタイルは変わらない。
メーカーは『リアル』を謳いますが、従来機よりもリアル感が増してますと捉えた方が宜しいかと思います。単純に『リアルだから上位機種よりも優れてる』と判断するのは安易過ぎると思います。
総合的に見て大きく変わった部分は、新技術である「TRUEFORCE」のみ!という事になります。
◻️求めるユーザー層によって
旧型であるG29、新型のG923どっちを買えば良いのよ!?という疑問があったりすると思います。
捉え方は人それぞれですが、単純に日々、レーシングSIMをプレイされ、シビアなタイム短縮や瞬時の判断が必要な要素を求めるプレイヤーには新型のG923を。
普段からカジュアルなスタイルでプレイしており、それ程タイム的な要素を気にしないなら安価なG29を。という住み分けで良いと思います。
旧型のG29は現在、安価に売られていますが、高いときでは4万円半ばか後半くらいの値段で販売されていました。現在の価格帯は3万半ば程度で販売されていますので、お安くお求め出来ると思います。
新型のG923の初動段階の価格は6万円超えでしたが、現在は5万円半ば位の価格帯まで落ちています。
卸値というものがありますので、原価を割る販売はされません。当初の販売適正価格が$390レベルですから、日本円にすると約47000円。これに輸入時のコストが乗りますから、大凡の底値は5万円程度だと予想されます。
注意しなければならないのが所謂買い時です!旧型のG29は世界的な在庫が無くなり次第、手に入りません。新型G923に関しては生産開始されてますので、今後は此方が安定して供給されます。
しかし、現在はコロナの影響からか、とても品薄であり、どのブランドも受注生産だったりするので、欲しい時に適正価格に近しいと判断するならば『買い』だと思います。
しかし、5万円半ば位の価格帯ですと、ライバル機種であるスラストマスターT300RSが狙い目となります。
ギアドライブのG923かベルトドライブのT300RSか........、迷いどころですね。
次世代CS機であるPlayStation5やXbox seriesXには既にメーカーから対応してるという情報がある事から、どれを選ばれても宜しいかと思います。
こんな感じでお伝え致しましたが如何だったでしょうか。御自身の判断材料として有効に働けば幸いです。
それでは!また!
アディオス!!( -`ω-)b💕