GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

三画面スタイルかVRスタイルか、はたまた超ワイドモニターか🤔💭

(○・∀・)ノ マイド!!

GENEです🍀*゜

 

シミュレーターを本格的にプレイする事に拘れる人は、こういった環境を意識して構築してると思います。また、これから考えてる人も居るとは思いますが、それなりにパワーが無いと三画面やVR、そして高リフレッシュレート帯のワイドモニターをスムーズに動かす事はそこそこの環境が必要になってきます。所謂投資ってやつです。

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▫️モニター三画面スタイル

例えば、モニターを3つ連動させて動かすには、そこはやはりグラフィックボードの性能や、3つの映像を円滑に作動させる為にもCPUのパワーもそこそこ無いと高画質設定でのプレイ環境を得るには難しく、またそれらを同調させるにも少しばかり知識も必要になってくる🤔💭

まぁ、昔とは違ってNvidiaとかでもソフトウェアでシンクロさせる機能も充実しているのと、人口もそれなりに増えてきてるので、分からない事があれば周りに呼びかければ何らかの形で助けてくれる事もあったりするのだ。

 

先ずは自身がどの程度のレベルの環境を目指すかで大きく左右される要素ってあるので、そこは御予算に合わせたイメージと照らし合わせながら構築してくと良いかと思います。

 

三画面化に必要になってくるモノは、モニター3枚と、それを固定する三画面用モニタースタンドが必須になってくるんですけど、ここ2~3年の間にいろいろなRIGのブランドが意識したラインナップを増やしてきてるので昔程選択肢に困る事は無いだろう。

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ただ、モニター3枚据えつければ良いのか?というと、華奢なモノだとプレイ中に揺れたりして、プレイそのものに集中出来なくなってしまう事もあったりするので、そこは余りケチらずに強度も確保したいところですよね。

シングルモニタースタンドと違って、多関節構造のフレームは強度の確保や、高さを含め角度調整も必要になってくるので据え付けるのも大変ですが、完成した時には達成感と満足感を得られる事でしょう☝️✨

一昔前だとGPUもRTX2080Tiクラスでも30inchアンダーサイズのモニターを3枚で組めばスムーズな映像が得られるのですが、モニターの高リフレッシュレート化や大型化が加速してきてるので単価も少し高くなってきましたので、それらを快適に連動して作動させるには、やはり最新のGPUが圧倒的にパワーが出てるのでより快適な環境が構築出来るでしょう。

 

後は何処まで目指すかだ🤔💭

 

▫️超ワイドモニタースタイル

最近は熟れた価格帯でリリースされてきているスーパーウルトラワイド49インチ帯のモニタースタイルのプレイヤーも増えてきている。

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2~3年ほど前だと国内でも扱うところはほんと稀でなかなか手に入らないという事情もありました。

価格もOdyssey G9でも軽く30万は超えるという高嶺の花みたいな状況でもありました。

湾曲ウルトラワイドでスーパー幅の広いモニターって生産台数も少ないのと、Odysseyみたいな240Hzなんてリフレッシュレートの高いモニターってその当時はコレしか無かった。

つい1年弱ほど前から15万円クラスの熟れた価格帯のスーパーウルトラワイドモニターってやっと国内でも扱う様になった位で、皆様がそれらを目にする遥か前には、私としても個人的なリサーチは欠かせないという事と、何とか窓口を探して輸入するという手段しか方法が無かったのです。

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この高額なモニターも今では10万円ほど当時の価格からは下がっており、また、それを取り扱う窓口も少し増えた事もあってか、一般の人が買おうと思えばネットショッピングでも簡単な手段で買えるようになりました。

リフレッシュレートとしては150HzクラスのスーパーウルトラワイドでもASUSとかなら15万円ほどで湾曲スーパーウルトラワイドモニターを手に入れる事が出来てしまうので便利な世の中になったもんだと思いますね。

 

取り扱う上で気をつけなくてはいけないのが、幅の広いモニターを湾曲状に曲げているので、何か強い衝撃を少しでも与えると画面が割れやすいので気をつけましょう。

 

▫️VRスタイル

私が当時、最も悩んだのがVR。ケチると性能としては酷いもので、所謂「酔い」というトラウマさえ引き起こしてしまう恐れもあったりする。

私もいろいろなVRを使ってみたものの、OculusやPSVRなどは10分と装着してられなかったです。

しかし、その中でも投資さえすれば高額だけれどViveなんて高性能なVRも存在した訳で、そういった高額なVRでないと本来の旨みを体験出来なかったという時代が永く続いた事もあってか、VRって所謂、高嶺の花的な選択肢だと思われる人もいらっしゃると思いますし、「酔う」という噂やクチコミでもネガティブに捉えられがちですが、今ではモデルによって驚く程に自然な感覚でプレイできる高画質VRってあります。

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Vive COSMOSはそれほどまで酷くは無いのですが、所謂インアウトサイド方式とアウトサイドイン方式といった、VR本体にセンサーが備わってて自分の居場所やコントローラーの位置を測位するもので、メタクエ2とかだと私個人的には細かくブレるので長時間のプレイでは平衡感覚が少しおかしくなるといった「酔い」を感じてしまったのです。

暫く時間を置かないとプレイ出来ないので、これを「トラウマ」になってしまうプレイヤーも少なくは無いと思います。

新しくリリースされるSONY PSVR2もこれと同じ方式を採用してるので検出精度が高ければ酔う傾向は薄いと考えます。しかし細かくブレるとは思いますので酔いにはご注意を。

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そんな中でもPimaxシリーズですと、ベースステーションは無くとも9Axis(軸)で頭の確度を検出出来ますが、実はほぼVR酔いとは皆無なんです。

より自然な空間認識を求めるならベースステーションを対角線上に2個備えると凄く正確に位置と確度を検出してくれるので驚くほど自然に溶け込めます。

先に触れたモニター三画面でもある程度の視野角は確保出来ますが、170とか200°という高視野角と高解像度と相まって「乗っちゃってる」感が半端ないのがVRの特徴。

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例えば湾曲三画面で、WECとかLMP1とかみたいな車輌に乗り込むと、どうしても真横やミラーが見えにくというシーンはある。何でこんな形してるんだよ💦とか見ずらい💦って思ってるプレイヤーもいると思うんですよね。

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しかしVRだと、この車が何故こんな形でデザインされているのかが理解出来るほど、驚く程に視界が広く、そしてその空間の中のコックピットに着座しちゃってるのでヤバい位に超リアル体験出来ちゃうんですよね。そこがハマるところ(笑)

 

唯一のデメリットとしては全てのビデオゲームVRに対応してるという事が無く、VR対応してるタイトルかどうかの確認は必要なので、御自身でプレイされる目的のSIMなどがVR対応ならば、思い描いていた超リアル体験を満喫出来る事でしょう。

 

▫️どれが良いのか的を絞る

シミュレーターを主体として環境構築する上で最も軽いのは、ウルトラワイドかスーパーウルトラワイドモニターです。

スーパーウルトラワイドは、湾曲と言えども3画面の様なスペース的な確保は必要になります。ですが、求めるゲーミングPCの作動環境としては一番軽度です。Odysseyみたいに高リフレッシュレート帯のモニターだと少しパワーが要りますので、ゲーミングPCは若干ツヨツヨ位が余裕を持って持ってプレイ出来る環境です。

 

次にどっこいどっこいなのが三画面とVR。3画面のだとモニター3枚分を保持出来る頑丈なフレームかモニター台と、その三画面をストレス無くスムーズにコントロールするなりの強いグラフィックボードが必要になってくるので、主要部品はあまりケチらない方が良いと思います💡⠜

人気のASSETTO CORSAなどのSIMを高画質化するフィルター類を併用するとガクンと重たくなるので、ソロで単走する分にはそこそこ動くけど、20台程度のレースではまともに動かなくなる可能性だってある。そこを加味して環境構築出来れば満足いくプレイ環境が手に入るでしょう。

 

最後にVRになります。モノによっては視野角が110°FOVというのがスタンダードであるけれど、元々は商業用途からフィードバックされたものなので、110°FOV角と60Hzというオードソックスなスタイルは100万超のVRでも普通なんです。

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しかし、Valve indexやもっと視野角の広いPimaxにおいてはそれらの殻を打ち破り、Pimaxでは最大200°FOV角と120Hzなんて、シミュレーターにも使えるマルチ高性能VRなんてのも存在するするので空間認識がヤバいです。

例えば普通の設計スタイルのVRですと、単眼水中メガネから少し覗き込んで映像を観る感じなんですけど、200°FOVともなるとフルフェイスヘルメットと同等かそれ以上の視界の広さなので開放感もヤバいです(笑)

ネイティブな8Kなんて、水深の深い、所謂深海で息止めちゃってたりとかしてますもん(笑)

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VRの場合はプレイするSIMによって作動させる重さも全然違いますので、現場リリースされている一番ハイエンドなRTX4090クラスのグラフィックボードですらもSIMのスペックを網羅できてないので、先々見据えると5000番台でやっとフライトSIMでも高画質または最高画質でプレイ出来るのではないかと思います。

 

F1 22もVR化が実現していますが少し重い傾向で、更に出来の悪いのがASSETTO CORSA COMPETIZIONE。コイツは元々ヘッドトラッキングですら実装されずにリリースされた事で炎上しましたが、それがキッカケで後付けヘッドトラッキング機能の付与、そして遅ればせながらVR機能の実装となりましたが、相当出来の悪いSIMになってると思います。

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場合によってはMicrosoft Flight Simulator2020クラスに匹敵するくらいの重たいレーシングSIMなので(それでも相当軽くはなった)、最近リリースされたRadeon 7900XTXですらもまともにリフレッシュレートが確保出来ません。勿論、RTX4090でもです。

CPUもそこそこスペックを求めると最も安定的になりますし。

 

そんな訳で"全てを網羅する"事を考えますと、一番コストが掛かるのが超高解像度VRになるし、逆にメリットとして設置スペースを取らないのもVR。という事になります。勿論、安価なモノもVRとして存在しているので、そこはどのSIMでプレイするかにも寄ります。

 

さて、プレイする上で重要な環境づくり。

皆さんが求める度合いによって投資するコストも違ってますが、こんな情報を参考にしながらイメージして、楽しいSIMライフを満喫して頂ければと思います。

 

 

それでは!また!

((ヾ( ◍´꒳`◍ )