マイド!(。・∀・)ノ゙♪
XなどのSNSで情報発信している内容は、テーマもあり、思いつきもあり、それ等は無限に思いつくアイデアです。勿論、経験に裏付けされたイメージであり、常々閃く!と同時に頭の中に構想があって、それは「いつかやってみよう」とは思いつつ、実行した際には公開するようにしています。
このスタイルはリアルでサラリーマンしている時も同じで、私の設計は社内ではオープンソースなんです(笑)
さて、今回のお題として、「月刊何かをつくる!」的なノリで以前から考えとしてあった事を実行してみました。此れを製作するに辺りポイントが幾つかあるわけで、特に特別なことをせずとも材料さえ揃えてしまえば誰だって組める!というところに重点を置いて「吊り下げ式のペダルキット」を製作して見せたのです。
ポイントとして
- Amazonとかのネットショップで簡単に手に入るモノ
- 全体的な強度はしっかりしている事
- カットや曲げるという作業は一切ない
- コストパフォーマンスがある事
- 誰でも簡単にソレを真似して作れる事
- 調整可能な事
ざっくりとこんな感じです。最初に思いついた段階で、既に頭の中に設計が構築されていたので、それを具現化するのにイメージ通りに組んでみました。
今回使った材料は全てAmazonで手に入るモノを重点的に揃えてみました!最近では個人でもモノタロウで購入できますが、敢えて最も身近なネットショップ感があるであろうAmazonに。
材料単価も見比べてますので価格差はそれ程なく、ペダル以外は全て揃う。
さて、今回は敢えてチョイスしたのは少々骨細感のあるSF2020 SUS材になります。此れでも設計次第では強度は十分に確保できます。安いですしね!
少しコストを掛けれるとする考えが御有りであれば上のSF3030 SUSの方がより強度もありますし、パーツのサイズスケールが大きくなるので組み立てやすいと思います。が!今回は敢えてSF2020でいく事にしました。
調達材料
- ボルトで固定するタイプのペダル(HeusinkveldやCAMMUS LC100、Simforgeなど) 今回は自宅で使わずに余っていた前期型のCAMMUS LC100を使用
- SF2020 SUS/ 400mm✕8本(基本ベースフレーム用)
- SF2020 SUS/ 300mm✕4本(前側支柱&上腕フレームサイド用)
- SF2020 SUS/ 200mm✕2本(後方支柱用)
- SF2020用/フレキシブルピボットジョイント✕4個(角度調整追従機構用)
- SF2020用/コーナーブラケット✕34個
- M5/ 8mm 六角穴ネジ✕66個
- M5/ 10mm 六角穴ネジ✕12個(ペダル固定用)
- M5/ 20mm 六角穴鍋ネジ✕4個+ワッシャー(フットパネル固定用)
- SF2020用/フレームキャップ✕10個(突起による怪我防止)
- SF2020用/5M/ Tスロットナット✕78個
- 余っていた10㎜厚アルマイト処理済みアルミパネル(SRPプロトで使ったやつ)
こんな感じです。大体一万円もあれば揃うはず。
例として、SUS SF2020の400mm✕4本セットでも898円しかしない(笑)
見様見真似で造れると思います。そもそもそういう意図があって組んでますし、公開するつもりもありましたので、構造的には簡単でありながら、しっかりとした強度確保は必須と考えて設計しています。
で、最終形態はこの様になる。
主要な箇所にはコーナーブラケットを表裏からWで固定する。
見てお分かりだと思いますが、このてのスチールカットフレームのペダルとかでボルトで固定するタイプは同じ風に取り付けられるように設計しています。尚、ペダルの固定にはペダルベース台座分の厚みを考慮して10㎜のネジを使用しています。
SF2020だとSUS溝も浅いので、ネジ固定時の深度も計算に入れましょう。
それとペダルを固定している二つのSUSフレームの間隔を調整すると、普通に市販されているFANATECペダルやその他のブランドの一体モノのペダルも逆さに取り付ける事が出来てしまうマルチな設計です。
そう、”殆どのペダルが吊り下げ式に変更可能”なのですよ!
実はここの部分!吊り下げてるフレームに対して、4つの柱に4個のフレキシブルピボットジョイントを採用している点ですが、わざと稼働させるようになっています。このフレキシブルピボットジョイントはネジを締めると固着する事が出来るので動きません。
フロント2本の柱を梯子を掛ける様になってる事には意味がありまして、先に触れたフレキシブルピボットジョイントのネジを緩め、梯子を掛けているフロント部分の2本の支柱の根元を固定しているネジを緩めるとスライドする様になっています。
スライドさせるとペダルの立ち角度が変わりますので、好みの踏み込み角度に調整できるようになっています。ペダルのタイプにもよりますが、可動範囲がそこそこの広さのモノでも任意に調整が可能なので、実際に踏み込んでみて好みの角度に調整する事で、フットパネルの角度やペダル自体の立ち角度が変わる変わるので、いわゆる”箱車感”を出すことも出来ちゃいます。
先ずは重量の重たいペダル側から組み付ける方が着手スタート時から楽だと思います。
各ペダルの間隔も大体のイメージで暫定的に仮固定しておき、後で完成した後に実際に踏んでみて、ネジを緩めてスライドさせることで㎜単位で任意に調整可能です。
コーナーブラケットはケチっちゃあかん!(笑)
少し贅沢なくらいに各コーナーを固定する事でガッツリ踏み込んでも歪まない骨組みを構築していくんですね~。
組んでいく際の注意点として、プラハンマー等でトントン叩くと少し動くくらいのイメージで組み立てていくと、フレーム全体が緊張しないので歪んだり反ったりしません。
先ずはそんな感じで増し締め一歩手前くらいでネジを締めておき、ある程度、組みあがったら全体的に増し締めをしていく方が最もスムーズに組みあがるコツです。
コックピットリグに据え付けて固定する際には、このフットパネルを外すと予めコーナーブラケットが仕込まれているので任意のネジ穴位置にスライドさせることによってコックピットへの互換性も考慮している。
横方向に伸びているSUSに予めTスロットナットを仕込んであるのでマルチに対応できるようには考えてある(笑)
さて、完成形がコチラになりますが如何でしょうか?
見た目も悪くはなく、強度的にもしっかりと確保出来ている設計です。
しかし、SF2020というSUS材はスケール的に小さいので組み立てが少々難しいと感じるかも知れませんが、その場合は少しだけコストは上がりますけど、SF3030というワンサイズ大きい規格のSUSがありますので同じカットサイズを選択すれば、同じ様な形で組めるはずですのでチャレンジしてみて下さい。
(`・ω・´)b
ここまでの組み立てプロセス。
部品さえ揃っていれば2時間~3時間程度。確認しつつゆっくりと組み立ててみてね♡
ではでは!