GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

シュミレーターには必需品!?Track IR5 光学式ヘッドトラッキングシステムのレビュー!

どうも!ジェネです。

(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

 

今回はTrack IR5の紹介&レビューです!

そもそもヘッドトラッキングって何ぞや?と思われる方も少なくないと思います。フライトシュミレーターやレーシングSIMではお馴染みの人も居るかと思います。

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顔の向きを読み取り、その方向の視界を確保出来る、所謂、今どき流行りのVRのはしりです。元々はこのシステムがあって、このシステムの発展系がVRになります。

 

◻️非常にコンパクトで高精度

Track IR5は非常にコンパクト。PS3世代のPSEyeと比べても厚みは薄くとても小さいです。

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縦軸と横軸を精度よく頭の向きを読み取ります。その動きは自然で、印刷物を読み取る簡易トラッキングより凄くスムーズ。

実際にレーシングSIMで使っていますが、ほんと動きが自然で疲れません。

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◻️取り付けは非常に簡単

モニターに置く際には可動式のアームが備わっていますので殆どのモニターに挟み込むように装着出来ます。揺れによる落下を懸念される方には足に簡易的なテープ類等を用いると良いでしょう。

私はモニター裏側のフレームに小さなマジックテープを使って配線を固定していますので床に落下する事は無いようにしています。

足の先端には小さな窪みもありますので、モニターの形状、設置する場所のあらゆるシーンを想定とした作りになっています。

ソフトウェアをPCにインストールし、本体を差し込めば直ぐに認識します。

ソフトウェアを立ちあげると自動で認識をするので面倒な作業は要りません。後はお好みに応じてスピードやスムーズを調整するだけ!

ズレも殆ど出ませんので、ズレるとしたら席外した時に、再び装着する際には微妙な角度ズレが生じるので、装着してからキーボードのF12キーをポンと押すだけでポジョションはリセットされるという安定ぶり。

 

◻️読み取るデバイスは2通り

キャップに装着する反射板のタイプと光学式(小さい素子のLED)の何れかを使います。

私は後者を使っています。(帽子だと蒸れるので(笑))

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この様にゲーミングヘッドセットに簡単に取り付けられ、細かい角度調整が可能です。

 

◻️使用環境によっては光学式がオススメ

部屋に光が差し込み、眩しいくらいの場合は光学式がオススメです。反射板のタイプは組成上、極小のガラスビーズが塗工されてる反射シートなので乱反射でハレーションを起こすケースがあったりします。使用環境によっては影響は出ない可能性がありますので一概には言えません。

受光部本体はレンズに日射が差し込まなく検出を阻害されない様にブラックスクリーンになっています。光を点だけで追従する仕組みになっていますので、どちらも影響され難いです。

 

◻️使用感はどう?

先程にも触れましたがほんと自然です。実はこれ、2台目なんですが、不意な事故でパーツを壊してしまいました。よって買い直ししたのですが折角なんで使用感をレビューしようと思い立ったのです。最早これ無しではレーシングSIMに没入する度合いは雲泥の差と言って良いと思います。

 

◻️先日のアップデートでASSETTO CORSAコンペティツイオーネに修正が入りました

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実はヘッドトラッキングに対応するアップデート直後は左右がリバースする現象が発生していました。2019年9月17日のアップデートで修正されましたので問題なく動くようになりました。

実際の動きは配信動画などで見て頂ければと思います。

 

◻️対応ソフトはほんと多い

今のところ手持ちのソフトを幾つか使うシーンが多いですが、非対応のソフトも勿論あります。それは元々ヘッドトラッキングとかVRとかを想定とした造りになっていないSIMがあるからです。VR対応のソフトならケース・バイ・ケースですが殆ど動きます。

※残念ながらSONY PlayStation4等のコンシュマー機では使えませんので御注意を!

 

◻️間違いなく買いです!

レーシングSIMやフライトシュミレーターをされるならこの様なデバイスは使って損は無いかと思います。先ずVRだと画質から来る所謂VR酔いで不快感を感じるでしょうが、こいつにはそれが無いのです。普段観ているモニターのまんま視界だけが動く。これは普段から運転している人には当たり前のような光景で、モニターの大きさや模写される範囲は使用環境によっては異なるかと思いますが縦横見れる情報量の多さは大きいです!

価格は2万円超えとちょっと高価ですが気になっていらっしゃる方には是非オススメしたいです。

 

何せ「VR酔いし易いユーザー」には最適なアイテムだと思います。

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◻️自作している強者も(笑)

実はネットで検索すると自作している強者もいます(笑)

PS3世代のPSEyeを使って光学式ヘッドを自作するなんて人も居ます。このユニットでもデフォルトで60フレーム(設定次第では180以上出ます)出てますから非常にスムーズに動きます。30フレームの安易なカメラ使うくらいなら、本体価格も安いですし性能もちゃんと出ているこちらをお勧めします。

※30フレームレベルだと動きがカクツキます!!

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ただしレンズ部にカセットテープのフィルムを貼り付ける細工を忘れずに。まんま使うと部屋に差し込む光で正確に動かない時が多々あります。

こいつを使って、頭に装着した印刷物を読み取る方法もありますがプレイしている様子は人にお見せできません(笑)

(私も一時やっていました(笑))

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この辺で紹介を終わりたいと思います。何かしらお伝えしたい事があればブログでお知らせしたいと思っております。実際のキャリブレーション(初期設定とか超簡単)とか読み取ってる動きは、後日に簡単な短い動画をアップする予定なので宜しければご覧下さい。

 

 

それでは!また!

アディオス!!( -`ω-)b💕