(○・∀・)ノ マイド!!ジェネシスです。
最近は更にダイレクトドライブのハンコンの話が多く耳に入り、また、どちらを選ぶのかを相談される事も少なくありません。それは厳密に言うと、どこに着眼点(魅力を感じる)があるのか?という人の心理的な部分が占めていると思います。
よく、ステップアップ目的で相談されますが、そこは予算にあった現時点でのベストな選択肢が貴方の最適な環境を構築する近道であります。
◻️新旧SIMをマルチに使うユーザーはどちらが適してるのか?
新旧のSIMをマルチに扱うユーザーさんは?将来に向けたステップアップを考えてるユーザーさんは?どうしたら良いのか?
実はこの辺に関しても相談事は少なくありません。既存のハンコンからのステップアップ目的とか、具体的な話で言うと、Logicoolやthrustmaster製のハンコンではトルク感に不足を感じるヘヴィーユーザーさんは幾度とハンコンの故障に悩まされ、その度に買い換える手段をとってたりします。
高耐久度と質感の両立がポイントになってくると思います。
ダイレクトドライブは確かにソリッドに感じるかも知れない。しかし、FFB(フォースフィードバック)をガチ上げしてるユーザーなら適している部分が多いが、従来のミドル級ハンコンだとステアリングをきっていく際にトルクバック(抵抗に対して反発する力)が少なからず起因して、時としてソリッドな感じが飽和してしまっているという部分では、それ等のヘヴィユーザーにはハンコンのモーターを含め、力不足を感じる事が少なくないのです。
仮にオーバーヒートするかも知れない限界ギリギリでのドライビングは故障を誘発する危険性も高くなってしまいます。
ただ、例外はあり、FANATEC CSLクラスで6Nmというトルク、CSWで8Nmクラスの高トルクで、長時間のプレイでもオーバーヒートする事は私の経験上の中でも皆無であり、非常にタフな設計が施されています。因みに私の所有している中の1つのハンコン、CSL elite for PlayStation4は、既に2年以上にも及び、この酷な使用感でも1度も故障すらした事はありません。私の使用感から申し上げますとFFBトルクは大体SIMによりけりですが、PlayStation4でのプレイならほぼ90~100%、PCなら70~100%ものトルクを掛けてプレイしています。
※レーシングSIMで乗る個体によってはPCの場合は大きくトルク感が上がるものも稀にあり。
PlayStation4やXbox ONEなどのコンシュマー機は安全基準値にハンコンの出力を下げられてしまうのでPCでの出力より抑えられてます。それでも一般ユーザーさんが多く使っているLogicoolやthrustmaster製のハンコンだと耐久性がもたないレベルだということを頭に置いてみて下さい。
さて、ダイレクトドライブが出る前までは、これらが最高峯のハイエンドハンコンだったのですから、FFBをガチ上げして高トルクを感じつつプレしたいなら、個人的にはこれでも十分だと判断します。
対象とするならば、Logicoolやthrustmasterユーザーさんが、現在使っているハンコンのグレードで、オーバーヒートを懸念して控えめに使っていて、力不足を感じるようなら、先ずは此方の方が宜しいかと思います。確かに今は話題性のあるダイレクトドライブに目が行きがちですが、やはり先ずは使用環境のレベルアップという目的ならばCSLやCSWの様なハイエンドハンコンへステップアップされるのも良いかも知れません。
特にコンシュマー機(PlayStation4やXbox ONE)をメインでプレイされるユーザーさんには、互換性や幅広くマルチに使えて、しかも安定しているといった面では、安心感のある此方がオススメな様な気がします。
既にダイレクトドライブを所有されているユーザーさんの中では、御察しの方もいらっしゃるとは思いますが、コンシュマー機に実装されたレーシングSIMは、その機械で動くように最適化されたドライブプログラムが盛り込まれています。
例えばPlayStation4対応を謳うコンシュマー機対応機種のハンコンはそれ等がハンコン対応のゲームに限り、動いてくれます。反面、PCでリリースされたゲームに関しては、マルチに使えるものかと思いきや、古いものはバッサリ切り捨てで、新しいダイレクトドライブのハンコンが使えなかったりするのです.......。ステアリングを含めた個々の割り当ても面倒な作業だったりします。
つい最近、PlayStation4に実装されました「Car X Drift〇〇〇〇 ONLINE」は、例えばFANATEC Podium DDだと、PCの場合ですと機種の認識はしているもののステアリング等の割り当てが出来ないといった不具合もあったりします。(※FANATEC PodiumにはV2モードという別モードで動く機能が付与されていますが、それでも認識出来ませんでした。)
これはSIMの製作メーカー側で調節してある物については対応している物もあります。
しかも、ドライブHUB等を間に噛ませて認識させようとしても動かないといったリスクもあったりするのです。ですので、一概に「一番新しいから大丈夫だろう」と高を括ろうものなら、プレイしてみたいゲームも動かなかったりするリスクを考えないといけません。
勿論、古いものはプレイしない!と割り切っているユーザーさんなら、Logicoolやthrustmasterのハンコンからのステップアップで一気にPodium DDの様にダイレクトドライブのハンコンを買われるのもいいかも知れません。そこは個人の価値観と物欲もありますから、将来的にも満足は得られると思います。
◻️現時点での使用感と比較してみては?
現時点でLogicoolやthrustmaster製のハンコンを所有されているユーザーさんは、例えばゲーム内でのFFBトルク設定はどれくらいにされているのでしょうか?私、個人でも、友人でも特にthrustmaster製のハンコンの場合、T-GTであっても半分もしくは半分以下の設定になっている事が多いです。それはT-GTのMAXトルクが4.4Nmなので、それが半分ならば2Nmしかトルクを掛けていない事になります。この辺のクラスになるとオーバーヒートもそうですが、仮にMAXトルクに設定した場合、モーターそのものの出力が抑え目に設定されているのでトルクバック感が凄く出てしまいます。
例外としてFANATEC CSLやCSWに関して言えば、私の経験上ではMAXトルクの6Nm~8Nm(CSW)を掛けての長時間のプレイでもオーバーヒートはしないので、必要にして十分すぎる位のキャパシティを持っているハンコンだと思います。
◻️bitレートでどれ位の差が出るのか?
よく、制御の細さをbitレートで表現されます。ハンコン最高峯のOSWは22bit!極上の滑らかさを誇ります。Simucube2やSimagicは20bit、FANATEC Podium DDでも16bit、それら意外のオードソックスなスタイルのロングセラー・ハンコンは8bitクラスだと思って下さい。
物によってはそれ以下のbitレートになります。bitレートは一般的に表現されるのが解像度で、細かい一区切りの山がよりキメ細かくなるにつれてbitレートは高くなっていきます。逆にbitレートが低いと粗くなっていきます。それらは雑味を生みますが、逆に多少アバウトに扱ったとしてもそれらは緩和されるのでピーキーさを感じず、非常に扱い易いといった心理状態を生みます。
bitレートが高くなると、より解像度が増す。それはこのグラフを見て頂くと分かる通り、カーブの角が取れて、ステアリングを切り足した時のトルクがスルスルとリニアに感じるのです。昨今のダイレクトドライブ(モーター直付け)のタイプは高bitレート化していますが、一般的なモーターとは使用用途が事なる(一定方向に高速回転する)ので、そのモーター特有のゴギング(カクカクする)が顕著に感じたりします。実際はカクカクと言うよりはシャリシャリしているといった感じです。過大なトルクが掛かった際にコレらは所謂、雑味を感じる訳で、このへんのトルクカーブがリニアになってくると雑味は消えていく方向になります。ダイレクトドライブだと、ここら辺のカクカク感は顕著に出ます。フォームウェアアップデート前のPodium DDが8bitだった頃にハイトルクにした時にそんな感じでした。
解像度の向上は精密さを生むのですが、それは自動車や半導体関係などのロボット産業においても重要で、ミリ単位か、それ以下の高い次元のレベルで精密で細やかな動きを要求されるものと同じであります。これらのモーターはタイプは幾つかあれど基本設計は同じなので、同じような制御をしてあげれば、より忠実に滑らかに、且つパワフルに動くのです。
OSWは電源を含めコントロールユニットが大きなBOXとして備わりますが、高bitレート化で且つ、極上の滑らかさを実現出来てるのは、これらのハード間の調和を上手くコントロールしているから。コストは度外視とまでは言いませんが、今の技術ではここまでイケる!といったベンチマーク的な存在です。Simucube2も然り非常に滑らかなんです。元々OSWはSimucubeがベースになってますから、ユニット構成は違えどOSWに近しい極上の滑らかさを持ってます。雑味はほんとありません。
◻️高bitレート=反応速度か?
実は高bitレートだからといってステアリングを切った瞬間のレスポンス(反応速度)は良いのか?と申しますと一概にはイコールではないと思います。それはハードの違いやPCなどの仕様環境にもよりますし、それ等との微妙なレスポンスの差はあります。伝える情報、受信して処理をするスピード、そしてアクションへと移り変わるここのタイムラグが反応速度に影響するポイントです。
確認する方法は、仮にご自身の所有するハンコンのステアリングを回し始めた際に、画面上に映ってるステアリングを回し始めるレスポンスの誤差を見てみて下さい。純動なレスポンスのハンコンは一瞬切り遅れるタイミングの度合いが大きいのです。
◻️ダイレクトドライブの不具合なポイント
しかし、モデルによってはベルトを介さない機構であるが故に、特にモータースポーツ、レーシングSIM等ではステアリング舵角は検出するが、限界値(仮に1080°)以上に回ってしまうために、レーシングSIMのプレイ環境を設定する際に、ステアリング項目の割り当てが検出出来ないといった不具合もあったりします。
ベルトを介するオードソックスなスタイルのハンコンは、センサーによって回転数を読み取る機構が備わっているので(故障防止策も含む)、モデルに900°までとか、1080°までとか、それぞれ区切りがあります。これらは普通にPCでもステアリング舵角の割り当てとして認識してくれます。
今のところ、このオードソックスなスタイルのハンコンの方が、どのSIMでも認識しますし、オールマイティーに使えるのです。古いSIMも新しいSIMもマルチに使いたいなら、此方の方が広い視野で見て、安心して使えますね!
加えてFANATEC CSWクラスのMAXトルク8Nmもあれば、十分にキャパシティもありますし、全ての条件を網羅してます。
また、人によっては意見が別れたりする部分ではありますが、ダイレクトドライブは時として、又は使うSIMによって、直結感がドライビングしてるいる時のステアリングフィールが不自然と感じてしまうといった側面があります。タイムを削るならタイトかつシビアに動くダイレクトドライブが適しているのか?と思われますでしょうが、人によってはピーキー過ぎて、場合によっては実車に乗ってる感ではない.........といった感性の部分で、イメージとのズレが生じるケースがあったりします。実車感、特に市販車ベースの箱車が好みな方ならベルトドライブの方が良い!というベルトドライブを強く指示するドライバーもまた居るのも事実です。
◻️最初の所有ハンコンがダイレクトドライブである場合
なかなか、この様な人は居ないとは思いますが、最初に購入したハンコンがダイレクトドライブだった場合.......(笑)
それは、先に触れましたステアリング舵角の割り当てとして認識出来ないSIMがあるということを覚えておいて下さい。
◻️私はどうしてるのか?
私の場合は、古いSIMも新しいSIMもマルチにプレイしますので、いちいちハンコン本体のみをコックピットに固定して付け直してます(笑)
( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
特にFANATEC製品を扱う場合は高トルクなので、キチンとボルトでしっかりと固定してプレイしています。主要確として使っているFANATEC CSL elite for PlayStation4、そして時にはPC主体であるならばPodium DDとして切り替えて使用してます。
特にPodium DDは本体に傾斜が設けられていませんので、CSLと同じ設置の仕方をするとステアリング角度がつかないので、最適なドライビングポジションが得られません。実はコックピット自体に細工を施し、ハンコン固定する台座を可動式に改造しています。苦笑
取り付け角がつかないコックピットを所有されているユーザーさん、私みたいに改造してまで切り替えるの面倒.......と思われてるユーザーさんは、ハンコン台座が大きく稼働できる設計のコックピットをオススメします。
EXTREMEなんかは、角度も奥行きもスライド式になっており、簡単に調整出来るので便利ですよね。乗用車でいうテレコピックというステアリング舵角調整のそれと同じ機構を備えています。
最近、シュトラーセでも天板のみ角度が付けられるアタッチメントが別売りでリリースされました。
◻️結論として、どちらが買いか!?(ステップアップするならどっち?)
今、所有されているハンコンでは物足りなく感じているユーザーさんは、何処が物足りないのか?トルクか、耐久性か。既存の所有されているハンコンが仮にLogicoolやthrustmaster製のハンコンである場合は、此方のケースに関しましてはFANATECをオススメします。
特にオードソックスなスタイルながら、CSL eliteやCSWでもビックリするほど全域トルクフルで、オーバーヒートはしませんので非常にタフです。ダイレクトドライブのハンコンが出る前までは、これらが最高峯のハイエンドハンコンであった時代があり、勿論、プロのレーサーも所有している実績と経緯が有るのです。
そして、既にハイエンドハンコンを所有されているユーザーさんがステップアップするなら、今どきのダイレクトドライブが、よりパワフルでソリッドな質感を得られます。
今はダイレクトドライブをリリースするハンコンのメーカーは増えてきてますし、PlayStation4やXbox ONEなどのコンシュマー機でのプレイはしないユーザーは、Simagic M10やPodium DDが割と安価に手に入り、それらに適していると思います。
特にSimagic M10はダイレクトドライブの中でも安価で、ステッピングモーターを採用していますがトルクは10Nmと強力!(キックバック8Nm、スリップ2Nmという割り当て)
これらは、2ランクも3ランクも上の強烈なトルク感と、カチッとしたソリッドなステアリングフィールを得られるでしょう。特に前者は比較的安価で手に入れやすい。レーシングSIMを楽しませるアミューズメントとして、DDRとかにもFANATEC Podium DDを実装してますので、気になる方は1度試されてみるのも良いかも知れませんね。
プロユースなら極上の滑らかさと質感を持つSimucube2やOSWが宜しいかと思います。これらはトルク領域も凄いですが、滑らかさとしなやかさを上手くコントロールしているモデルだと思います。上位のモータースポーツ車輌に乗ってるかの様な、粘りのあるグリップ感に関しても雑味は全くと言っていい程無く、奥行き感があります。この滑らかな質感は本当に素晴らしい。
今のところはコレ以上のものは体験してませんので、私が思い当たるのは自身の経験上、この様な紹介内容になります。
私の主観で分析し、評価し、こちらで紹介してますので御理解の上、その旨ご了承下さい。
(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
それでは!また!
アディオス!!( -`ω-)b💕