GenesisPlanA’s diary(ジェネシスプランA・ダイアリー

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FANATEC CSL DD&GT DDシリーズ/何故か瞬時にFFBトルクが抜ける症状が出る⁉️についてトラブルシューティング

(○・∀・)ノ マイド!!

ご無沙汰しております。ジェネです🍀*゜

 

今更か?と思えるでしょうが、実はここ数ヶ月の間に御相談があった、FANATEC GRANTURISMO DD Proを用いてSIMをプレイしてる最中に瞬間的なFFBトルク抜け的な症状が出ているという内容である。

これに関しての対策はかなり前からSNSでも紹介しております。

 

そして、実はこのブログ記事を書いたタイミングって、CSL DDが発売されてから間もなくの時期なので、相当前の原本である事を付け加えておきます。

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日本ではPlayStation対応機種としてバカ売れした人気個体ですが、FANATEC人口が急激に増えた為に目立つ不具合を訴えるユーザーさんが何人か、そして不特定多数で情報が欲しい(ヘルプ)と呼び掛けてらっしゃる方も居ましたね。

(´-ω-`;)ゞポリポリ

 

私の方にもそれなりな数の御相談があったのですが、対処法としては全てが網羅されませんが、FANATECコミュニティの中でも出ている情報と、そうでないものがありますので、その中でも公になっていない経験則による改善策を提案したところ「直った~」とか症状が収まったなどの声を頂いてますので、統計的に見てもそれなりにお困りの方が少なくはないと思いまして情報展開する事としました。

 

対象となるのはFANATECダイレクトドライブでも安価帯の機種

・CSL DD

・GT DD

この同系統の二機種に多く見受けられる。

QR部分の設計・構造が異なるPodium DDには見られない症状なのです。

 

先ず、スラストマスターやLogicool製品では実装されていないクイックリリース(QR)が備わるFANATECというブランドのホイールベース

これはプレイ中にも簡単にステアリングが脱着出来るというメリットを持ちますが、このシステム構造自体は歴史が長いです。

ここのところ頻発して起きている不具合のひとつではあるポイントですので、今回はその部分を御説明していきましょう。

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私もFANATEC歴はかなり長いけれど今までに色んな相談事がされてきました。

今回の症状はQRというポイントに絞るだけでも複数の改善がされる。

 

先ず、FANATEC製品でQR部分が一体型構造になっておらず組み立て式になっているPodium DDをはじめ、CSL DDやGRANTURISMO DD Proは設計上、QRの部分が組み込み式になっているため、生産工程上のボルトの締め付けなどが起因してズレてくるというケースもあったりする。

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特にCSD DDやGT DDのQR部分はこの様に若干のずれがあると刺さっているピンの深度が浅くなるという部分においては、これがFFBトルク抜けの原因となっている。

QRの芯部分を抱き込む形で組まれているクランプの形状が片側カット構造となっているため、使っている間、経時でここの部分に僅かなズレが生じる事が稀にある。

実は此れが症状に対する主な原因の一つであったりする!

Cクランプのボルトを一度緩めて、QRを奥に当たるまでキチンと差し込み、再びボルトを締めてガッチリと固定する。これで大凡の改善を見込めるだろう。

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ここでもう一つ注意点として、FANATECを含め同じ様なQR接続方式をとるダイレクトドライブは、接続するステアリングと情報を行き来する信号を共有する構造となっているため、本体部分が健全でないとステアリングも機能しない。また、その逆も然りだ。

この不具合が起きている間に、ファームウェアを更新したりしてしまうと、本来なら実装される必要なプログラムも中途半端にステアリングにも反映されるので、先に御紹介したQR部分のCクランプを正常な位置に戻したなら、再度、マニュアル操作でファームウェアを上塗りする事をお薦めします。

 

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海外サイトではかなり前からこの様な形状のFANATEC安価帯DD用のクランプが個人製作で販売されている。主にeBayだが、Cクランプとは異なり両側からQRのシャフトを抱き込むために均一な締め付け状態が得られるので先の様な抜けは発生し難いのだ。

どうしても保険として抜けを防止したいと思うなら実装して損は無いパーツであると言えましょう。

実際にX(旧Twitter)で紹介してみたところ、多くのユーザーが買い求めており、そして先に触れたQR抜けによるトラブルは今のところ全く出てない。

 

尚、私もFANATEC歴は凄く長いけれど、この様なFFBトルクが抜けるという症状は全く出ていないものの、この件に関する相談は非常に多かった。これに起因するトラブルは消去法からいってもQR部分の接合部でしかないのである程度、特定されるというもの。

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現在は新しいQR2がリリースされているが、新しいQRの設計になったところで、QRシャフトの固定部分は基本的に変わっていないので注意が必要である。故にこの様なアイテムがあれば安心ですよね!

 

間違った対処法をしてはダメ!

当時からよくお見受けしているのが、QRピン側に”接点復活剤”を吹き付ける事!

QRピンの接触不良化と思い、接点復活剤を吹いてるユーザーを多く見受けられますが、それは多分、良かれと思ってアドバイスした人が居るのか、口コミを参考に見たのか分かりませんが、多分そういう事を鵜呑みにしたのだと思います。

結果的に見ると改善はされなかった訳で、今回のこのケースで、この接点復活剤の改善方法は間違いであるという事です。

じゃぶじゃぶ掛けた事によって結果的に致命的なダメージを負っていたDD個体もありましたが、これはメーカー修理案件になると思います。

ご自身で解体出来るなら、QR部分を一旦外して、パーツクリーナーでこれでもか!ってくらいに洗浄してあげると接点復活剤は流れ落ちていくので対応は出来ると思います。が!素人がやっていい事はない。

 

何故、QRが抜けたのか?ある種の原因の特定として

一番イメージとしてあるのはステアリングを引いてプレイするドライビングポジションにあると思われます!あと離着座する際にも同じことが言えます。

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幾らLogicoolやスラストマスター製コントローラーよりも強度が強いFANATECと言えど、ある程度の強度設計の見積でしかないので徐々に抜けてくる可能性だって十分にある。

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私自身のドライビングポジションから、ステアリングへのアプローチは押して操作している。ステアリングに手を添えた際に載せますよね?これは実際に自動車を運転している時も同じ様にステアリングを少し押す方向に力を加えて操作しています。例として写真のソレです。

( ´◉ω◉` )σ

 

故にどのコントローラーでも接触不良によるトラブルなんて全く発生していないのです。

 

ドライビングシートを寝かしてしまうとステアリングを無意識の内にも含めて、引いて操作しているからQRが抜けてくる。

そういう事です!

 

QR部分をパーツを変えて丈夫にするのも良いですが、ドラポジを見直すのもトラブル0への近道でもあります。

 

まあ、この件に関しては未だに相談事が多いのでブログ記事として開示しますが、お困りの際には参考までに見て頂ければ!と思っております。