GenesisPlanA’s diary(ジェネプラA・ダイアリー

主にシミュレーター関連に携わっています。世界的な範囲で扱った実績は多く、現在も複数台所有しています。日々の問い合わせが多く一問一答する側ら、掲載内容は検証・リサーチしたモノを含めて得られた情報など知的財産をオープンにしてます。レビュー等をTwitterやYouTubeなどの動画でも発信しています。現在は海外ブランド数社と友好関係にあり、技術的な面と、マニュアルの和訳にも携わってたりします。また、国内でも技術支援しています。此方の掲載内容は有効な情報を得たいと考える愛読者様への無償奉仕です。

侮るなかれ!FANATEC CSL elite Pedal&ロードセルブレーキユニットのレビュー

どうも!まいど!

(๑•̀ㅁ•́ฅ✨

 

今回は、既に仲良しさんにタダで譲ってしまっており、今は手元にはないですが、以前に使っていたFANATEC CSL elitペダル&ロードセルブレーキユニットのレビューをお伝え出来ればと思っております。

コチラも問い合わせが少々ありますので載せていきます。

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販売はFANATECの日本での販売窓口であるエンダーJAPANで注文すれば手に入ります。在庫があれば直ぐ発送される筈ですが、無ければ現地(ドイツ)からの発送になります。予め送料は注文の際に組み込まれるので差額は発生しないと思います。表示価格に送料+税がのります。

 

◻️スタンダードは2ペダル仕様のeliteペダル

通常は2ペダル仕様のeliteペダルですが、舵角センサーは根元にセットされており、ギアを介して角度を読み取る仕組みになっています。緻密なペダルワークにリニアに反応するアクセル&ブレーキです。

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写真右側に見えるのが2ペダル仕様のブレーキになりますが、黄色い硬いスポンジが備わっており、踏み込んだ時の硬さを表現します。硬質ウレタンなのでそこそこ硬い感触です。

比較するならばスラストマスターのT3PA Proより硬いかな?といった感じですかね。

 

◻️質感は?2ペダル仕様でも十分な品質

材質は金属製のベースフレームと鍛造アームで出来ており非常に丈夫です。肉抜きハニカムなので軽量&高剛性といったところでしょうか。第一印象は「重っ!」「硬っ!」と感じる筈です(笑)

踏み込んだ時のペダルタッチは国産乗用車よりもはっきり言って硬いです。ガタツキも無く動きに無駄がありません。金属剥き出しのまま使うか、ザラザラとしたヤスリの様なシートを貼り付けるか、ラバーを装着して使うかは個人の好みで使い分けられるように工夫されてます。私は普段からレーシングシューズ履いてますのでソリッドかザラザラシートを使ってましたが、ザラザラシートはシューズの裏が削れてしまうので余り使わない方が良いと思います。

 

◻️3ペダル仕様にする

ロードセルブレーキユニットが別売でラインナップとしてあります。

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従来のアクセルとブレーキの間に、このロードセルブレーキを取り付けます。またブレーキとして使っていたものは、これに付属している接続ユニットでクラッチに割り当てるように組み替えます。数分間の簡単な組み立てで仕様を変えることが出来るので予め設計されていますね(笑)

 

◻️ロードセルブレーキには硬さを変えれるMODが付属

ゴム製のMODが3種類付属してます。一番柔らかめでも硬いと感じると思います。熟れてくればMODで更に硬くする事も出来ます。脱着は簡単で数分で切り替え可能です。

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◻️ロードセルブレーキとは

一般の方々には耳慣れないロードセルという呼称。通常のブレーキは角度センサーまたはボタン式の様な踏み込んだ時の接触面を検出する方式のものがありますが、ロードセルブレーキは簡単に言うなればセンサー(板状とか)が歪んだ時のエネルギーを演算処理する方式です。正確性を必要とする機械的物性測定装置などにも使われるロードセル。ブレーキを踏み込んだ時の微妙な強さにリニアに反応するので、ダフダフとしないレーシングカーの様なソリッドなタッチ感を得られます。又は上位スポーツカーに備わっているそれと同じ様なタッチ感です。

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◻️実は前期モデルと後期モデルが存在する

今は後期モデルしか出回っていないでしょうが、実は旧モデルが存在します。ペダルユニットの表面が旧モデルはツルツルで、現在販売されているものはザラザラとした梨地処理がされてます。性能は同じです。

ツルツルだと滑る!というクレームがあったのか知りませんが仕様変更の意図がそこじゃないかな?と私は思います。

 

◻️質感に感動を覚えるeliteペダル

今までのペダルユニットが安っぽく感じてしまうほど剛性感もリニア感も凄いと思える質感です。レーシングカー実車と同じ様なカチッとした質感ですから。ご自身が乗っている普通乗用車のペダルが場合によっては柔らかく感じてしまうほど。

解像度は12BITという高解像度ぶりで、微妙な強さにシビア且つリニアに反応してくれます。

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◻️性能を考えるとコスパは凄くいい!

この質感で、この性能、そして価格は安い!ワンランク、ツーランク上の質感を求めるなら、先ずはコイツで試してみるのもアリだと思います。

PlayStation4XBOXでは他社の本体との接続は出来ませんので注意です。PCは大丈夫です!尚、PCで独立に接続する為にはFANATECで別売されているUSB変換アダプターが別途必要なので購入して下さい。(約4000円程度)

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実際に差し上げた方からの感想は「凄い!」「実車やー!」という言葉が第一声に出てしまう程(笑)

私は既に違うペダルユニットを使っているので不要になってしまった訳ですが、譲ったユーザーからは凄く感謝されると共に驚きの声が(笑)

ヒール&トゥもバッチリとキマリます!

本体1万、ロードセルブレーキ17000円位+送料+税ですが、価格以上の質感と性能を体感してみて下さい。

 

◻️その他・特徴・注意点

私の足のサイズは26センチですが、ちょっとアームが長いので私より小さいサイズだとペダル踏み込むのに苦労するかもです。ベースフレームに厚みのあるゴムスポンジなどで底上げしてあげれば気にならなくなると思います。

ガッツリとブレーキを踏み込みますので固定はしっかりと!他社のペダルユニットとは違い、踏み込んだ際の投力は乗用車と変わりませんので「置くだけ」という設置はオススメ出来ません。

またアーム類の可動範囲が広いので、ペダルユニットのフロント周り取り付け位置の底上げか、取り付け角度を付けると踏み易くなります。

 

 

こんな感じでしょうか。他に思い出した点がありましたら追記していきたいとは思っています。質問などがあれば是非。

 

 

それでは!またね!

アディオス!!( -`ω-)b💕