GenesisPlanA’s diary(ジェネシス・ダイアリー

主にレーシングSIMを好みます。フライトSIMも少々(笑)。FANATECユーザーとしては長く、他機種も扱った実績は多く複数台を所有しています。SIM機材に関する問い合わせが多く一問一答する傍ら知識を公開する為にブログを開設しました。検証した事を含めレビューをYouTubeなどの動画を記録として残しております。巷ではジェネさんと呼ばれています。掲載内容は経験やリサーチしたものを含めて知的財産をオープンにしており愛読者様への無償奉仕です。SIM機材輸入販売。ペダルブランドSRPオフィシャルパートナー。

FANATEC/ V3 Pedalsを個人の好みにカスタムする&メンテナンスする編

(○・∀・)ノ マイド!!

ジェネです。

 

今回は、以前から質問の多かった内の1つでもあり、そして、既存ユーザーさんから、これから購入する方には気になる部分でもあるとは思います。

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FANATEC VシリーズのペダルはV1~現在のV3へと進化してきました。

 

そして、FANATECペダルのラインナップで使用感に合わせてカスタム出来る人気ペダル、V3 Pedalsですが私個人的にいろいろ調整して試していたりします。

 

アクセルペダルと、主に大きくいろいろ変更していたのはブレーキペダル。ブレーキペダルに関しては、プレイするSIMによってはやり易さだったり、フィーリング改質というところがポイントになります。

現在、主にプレイされてるSIMによっては、既存のV3 Pedalsユーザーには良いヒントになるかも知れません。

 

いろいろな良いペダルが各社からリリースされていますが、V3ペダルも細かいことを含めて上手く仕上げれば、もっとポテンシャルを秘めていると思います。

 

オードソックスなスタイルでノーマル状態で使うのも良しですが、性能を使い切らずに他に乗り換えるのもコストが嵩みます........。

(;-ω-)

 

ここで紹介していく内容によってはメンテナンスする上でも、どうやって良いのか分からなかった人には解体部分とかを参考にして頂ければ幸いです。

 

それでは内容に触れていきましょう。

 

◻️アクセルペダルのフィーリング変更

V3 Pedalsのアクセルペダルは赤スプリングがデフォルトで装備されています。踏んだ瞬間に柔らかいな........とか、クニャクニャしてて嫌だと感じるならば、ハードの黒ステアリングに変えるのも手です。

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私は現在、ハードを選択してますが、長時間のプレイは少し疲れます。セナ足の様に小刻みに繊細なアクセルワークをされるならば柔らかい方がやり易いと感じると思います。実はハードスプリングにすると踏むのは大変なんですが、押し戻される反力も強いので、気持ち、ペダルの戻りが速かったりします。

 

初めての方ならば、それ程プレイしていないのに足が疲れてくるとは思いますが、慣れてしまえばカッチリとしているのでペダルフィールとしては悪くは無いと感じる筈です。

因みにハードスプリングは付属品です。

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スプリングを交換される際には、背面スポーク側からアクセスし、ボルトを外して下さい。そうする事で簡単にユニットが解体出来ます。精度の悪い工具はネジ舐めの原因にもなりますので使わない方が宜しいです。

 

また、アクセルペダル側は非接触なので、ペダル側の根元にあるメスネジを無理やり緩めたりしないで下さい。シリンダーの沈み込み量が変わってしまい、そして故障の原因にもなります。

実は修理依頼が最も多いのが、この部分の修理&再調整だったりします。勿論、新品時にも入念にチェックします。

 

シットリとした押し戻し感を付与したい場合は、別売のダンパーを装備するとフィーリングが改質出来ますよ!

 

◻️ブレーキの調整

V3Pedalはブレーキがロードセルとなってます。ペダルを踏み込んだ時に内部に入っている発泡PU(ウレタン)がクッションになっています。

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写真の1番右にあるのが標準の発泡PUで、これが踏んだ時のクッションであり、踏み込み量に対してジワっとブレーキが効く訳です。

経年のダンピングで少なからずヘタりが出て来るのも否めません。そこで、このヘタリ感を緩和するために別売のプロMODを一つだけ交換するといった事もひとつの手です。プロMODはブレーキフィールをカッチリとしたハードな質感にしたりする時に活用します。

 

ノーマルの発泡PUは、ブレーキを踏み込んだ際に完全に潰れている訳ではありませんが、何千回~何万回も押し潰される度にほんの少しずつ馴染んできて、それがいつかは劣化してきて、縮んで復元する作用が劣化と共に弱まってきます。業界ではこれらの発泡材の物理的な試験ではCS性が悪くなるという表現もしますが、このCS性が悪くなるというのは元の形に戻りが悪くなるという表現の方が分かりやすいと思います。CS性が悪くなり落ち着いた時点での状態でSIMをプレイすると、例えばレーシングSIMにもよりますが、ブレーキングの途中で急にロックする様なフィーリングを感じたとします。時にはブレーキング時に発泡PUが底づきした時にブレーキロックのタイミングが掴み難いのはロードセルへの力が急にMAXになるからです。

時には、目一杯踏み込んでるのにロードセルがMAXで効いていない時にもタイトな質感を出してくるので、この様なフィールを感じたなら、プロMODを活用する事も検討してみては如何でしょうか。

 

◻️プロMODを使ってみる

発泡PUとプロMODとの組み合わせで、ブレーキの投力に対してリニアに効いてくれるといったフィーリングにも出来ます。

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油圧ダンパーが取り付けられている場合は、先に其方を外します。ブレーキユニットの背面にあるネジを外せば簡単にバラす事が出来ます。

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ブレーキユニットには強弱調整用の赤い筒(ケース)が仕込まれている訳ですが、こちらは緩めることで簡単に取れます。中には標準の長めの発泡PUが2つ入っていますが、奥側に入っているものは容易に取れません。よく見ると小さい穴が空いてますので細い針金の様な物で優しく押してあげて下さい。

プロMODにはRED、GREEN、発泡PU(少し短い)がセットになっています。

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組み合わせは、硬さの好みによって組み合わせは自由です。添付されてある組み合わせ表を参考にすると宜しいかと思います。

 

プロMODを採用すると、極端にブレーキロックしやすかったレーシングSIMの個体は、突発的にブレーキロックし難くなる·····というか、ブレーキロックする予兆を掴みやすいというか、そういう改質的なタッチ感を生み出します。

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しかし、実際にいろいろなレーシングSIM又はレースゲームを嗜むユーザーには時としてブレーキがピーキー過ぎてフィーリングを損なうケースもあったりします。

 

そんな私もいろいろなモノをプレイしますし、プレイするSIMによっては一般的な箱車の様なブレーキタッチ感を残したい部分もありますので、私の場合は標準の発泡PUにGREENのプロMODを一つだけ入れています。

 

例えばラリーSIMや、PlayStation4GTSタイトルなどで、タイトに硬いブレーキフィールだとピーキー過ぎて扱いにくいと感じるプレイヤーなら、この組み合わせを試すのもアリだと思います。柔らかい中に奥でしっかりとした硬さを付与する改質的なチューニングです。

 

個人的にはFANATECホイールベースと連結して使うのも、USBでダイレクトにPCへと繋ぐのもそれ程フィーリングが変わらない様に考えてます。

そうする事で、他社のホイールベースと併用して使うのも、あまり違和感ない組み合わせになると思うんです。

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高いペダルは確かにフィーリングも性能も良い。しかし初期投資するには敷居が高過ぎて手が出せない!そんなユーザーさんなら、少し背伸びしてV3Pedalからでもレベルの高いフィールが得られるなら~ここからステップアップも良いと思うんですよね~。

 

◻️クラッチペダルのフィーリング変更

V3Pedalのクラッチは、アクセル側と少し構造が違います。

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上はサポートフレームで、下がダンパー部分。クラッチを踏み込んだ際に標準の赤スプリングだと「柔らかい」と感じるならば、付属している黒スプリングに交換してみると良いでしょう。

コチラもアクセルと同じく、強く踏み込む力が必要になりますが、戻りが早いので素早いクラッチ操作が出来るようになります。

しかし、長時間の耐久レースなどでは毎度力を必要とするので疲れます(笑)

プレイされるレーシングSIMによっては、その微妙な戻りのスピードの差でさえも必要性を感じるならば、スプリングの交換はお試ししてみるのも宜しいでしょう。

 

◻️最終的なカスタム

V3Pedalは水平に置くとペダル角度が寝ています。平面に近いペダル設置ポジションだと、ペダルを踏む時に足首が大きく動いてしまい、「踏み難い」「疲れる」と、場合によって感じるかも知れません。

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コックピットでも様々な種類があり、取り付け角の懐の大きさも様々です。

そんな時は付属している、角度調整機能がついたペダルを着けてあげるのも手です。

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高価なハイエンドなペダルは角度が立っている設計のモノが多いのですが、一般的なハンコンでもペダル角度が寝ている設計が多いので、FANATEC V3Pedalもそれに準じて寝た設計にしているものと思います。

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※スラストマスターT-LCMペダルも寝た設計になってますよね(笑)


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※ハイエンドなペダルは角度が立っています(笑)

 

しかし、付属しているペダルアタッチメントを使えば、意図的にペダル角度を立てる事が出来るばかりか、御利用になられているコックピットやSIM環境に合わせて微調整出来る様に予めこれらがセットされています。

 

◻️ジェネはどうしてるのか?

因みに一例として、私の場合はペダルを極力角度を立てる様にセットしてます。

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水平に置くと少し角度がつく感じで、コックピットに据え付けると3枚目の写真の様な角度になります。

現段階でいろいろ試した形がコレになりますが、気持ち少しペダル角度を寝かせる位が丁度良いと感じています。

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アクセルペダルのみ、裏側に標準でセットされていたスペーサーを挟んで、少しアクセルペダルを浮かせています。こうする事により、アクセルペダルも角度をつけた際に、ペダルがフレームに接触しない様にするのもありますが、ペダルワークの際のヒール&トゥ時に足を大きく動かさなくても、足首を捻るようにするだけで容易にアクセルペダルが踏めるように考えています。

ここら辺は好みにもよりますがフィーリングは悪くはありません(笑)

 

角度を立ててる理由のもうはひとつは、踏み方にも関係してきます。

ペダルを踏み込んでる時は足首を殆ど動かさず、足全体を使って押すように踏んでいるのもあります。時には細かく、時には素早く、強く踏力を伝えるなら、足首を大きく動かさない操作の方が個人的には考えとして合っているのでその様にしています。

 

◻️その他

提供したお客さんに、時々、使用感はどうですか?やり難くないですか?と、その後の状況をお聞きしてたりします。そんな中で、使用感をもっと良くしたいという要望のあった方々には、私と同じ様にペダルアタッチメントを使って踏む角度など改質的な提案をしてたりしますが、「格段に踏むのがやり易くなった」と好評だったりします。

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吊り下げ式のInvertedも良いですが、フォーミュラやいろいろなレーシングSIM固体を乗り回すならば、V3Pedalをカスタムして使った方が、フィーリングのバリエーション(選択肢)も増えます。使い方次第だと思いますね。

 

投資することにゆとりがあるなら高級なペダルを買ってしまうのも良いですが、そこは人それぞれです。そこそこの価格帯のペダルであるならば、FANATEC V3Pedalも決して悪くない選択肢だと個人的に思います。

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プレイされるレーシングSIMにもよりますが、それでも満足いかない場合は高額なものならばフィーリングは、それ程ハズレを引くこともありません。油圧式だと本物感は確かにあります。踏む力もそれなりに要ります(笑)

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高価なペダルを買えば確かに速さに対しても効果的な部分はあります。しかし、少し高価だけど頑張れば手に入り易いFANATEC V3Pedalは、使い方や調整次第では、まだまだやり様がありますし、パーツを追加すればバージョンアップだって出来るのです。自分のスキルに合わせてステップアップするも良し。

 

コイツにはまだまだ伸び代があるペダルだと思っています。

 

それでも足りないと思ったなら、より高価なペダルへ移行すれば良いんじゃないかな!とも思えるのです。

 

説明が長くて少し口説くなってしまいましたが、今回のブログ記事は如何だったでしょうか?

 

また、何か情報としてご提供出来る様でしたらブログで紹介したいと思います。そして、御自身に何か当て嵌る事があれば、これらの内容をお試し下さい。

 

寄り良い環境になれれば幸いです。

 

では!また!

アディオス!!( -`ω-)b💕