マイド!ジェネです。
ここのところ、今では扱っていないブランドのSIM機材のお困りごととして問い合わせが来ます。過去には所有してましたが、今から約2年前程から増え続けてきた機材を断捨離で処分したものも多く、理由としては一度、品質や性能面的にも見ておきたかったというモノになります。
そんな中で、日本国内においてもeスポーツが盛んになったこともあって、playstationやXboxなどからステップアップしていって、ゲーミングPCでの本格的な傾向であるシミュレーターというジャンルに踏み入れてこられた方々も少なくないはず。
今やSIM機材のブランドも随分と増えましたが、その中でiRacingでのペダルのバーレベルが正確に出ない!というお困りの相談が来たりします。実は最近も来ています。
一問一答するのも大変ですのでブログ記事で紹介したいと思います。
※昔の写真を掘るのが大変なので画像は拝借しました(笑)
( ´∀` )
先ず、MECA Sim Hardware(MECA CUP)のSIMペダルですが、アクセルペダルや、特にブレーキペダルの踏み始めのデッドゾーンに問題が出ていませんか?
メーカーの推奨に従って DiView でキャリブレーションした場合でも、値が + /-500 にデッド ゾーンのパーセンテージを追加してもiRacing には特に改善されることが無かったという事で、試行錯誤されておりましたが答えが見つからないという事でお教えしましたが、私も過去にそのような経験がありましたが、自分の場合は当時、自己解決しました。
全ての人に当てはまるかどうかは分かりませんが、特に最近、ゲーミングPCでのシミュを始めた人なら意外な落とし穴かも知れません。
また、他のSIMでも似た様な症状が出た場合は有効な方法だとも言えましょう🤔
iRacingでペダルを調整するにはどうすればいいのか?
初めてTOY系のペダルからMECA CUPペダルへステップアップした時に、慣れない、少し手の掛かるキャリブレーションという作業。しかし、これをやる事の重要性が分かっているならば、必ずと言って行う必要があるのです。
その結果、ペダルに足裏が当たった状態でブレーキスライダーがほんのわずかに作動してしまいました…。
実際、iRacing は DiView の値をまったく統合していません。ゲーム内で調整するときは、軽く踏む圧力を維持する必要があります。
iRacing は Diview からデータを読み取らないため、iRacing のキャリブレーション ソフトウェアでデッド ゾーンを直接定義する必要があります。
※メモ📝Diviewとは?
DiViewはHeusinkveldが昔から使っていた簡易キャリブレーションソフト。
DiViewはそれらの機材にノイズが走っていないか?または影響を受けていないか?という懸念がある時にツールとして使ってます。顕著に見れるので、どの部分に影響してるのか?ペダルか?ハンドブレーキか?シフターか?プレイ環境に関連する接続機器に関しては必ずと言っていいほどコレでチェックしてます。
では、MECA CUPペダルの調整はどうしたら良いのか?
MECA SIM hardwareのHPからコントロールパネルというソフトをダウンロードしていると思いますが、これらの調整は其方で行います。
○アクセル
アクセルペダルを調整するには、ペダルを踏み、65000 と表示されるまで棒グラフの上の値を読み取ります。その後、500 ~ 1000 番でアクセルを放し、[OK] をクリックします。
○ブレーキ
最大制動力として個人で理想とする値までブレーキ ペダルを踏みます。次にブレーキを放しますが、最後に完全には放さずに「OK」をクリックします。下限デッドバンドをより高い値に設定することをお勧めします。ペダルに軽く足を乗せてもブレーキが反応しません。
○クラッチ
クラッチを調整するには、ペダルを踏み、65000 になるまで棒グラフの上の値を読み取ります。次に、500 ~ 1000 番でクラッチを放し、「OK」をクリックします。
ね!簡単でしょ?
MECA CUPといえばもう一つの注意点
MECA CUPのペダルというと今の現行モデルであるEVO1に関しては未だ触っていないので何とも言えませんが基本設計はそれほど変わっていない様です。
ノイズ(※騒音の方じゃないよ)に弱い傾向で、私も当時はアーシングしておりました。アーシングとは、ペダルに影響を及ぼす脈動した信号の様に見えますが、Diviewでモニタリングするとえらく動きます。FANATEC Podium DDとかと併用するならばDDから発生するノイズがペダル側の信号に混ざってしまうため、正確なペダルワークをしたくとも阻害されるという傾向が強かったです。そのため、アース施工を施したり、フェアライトコアと併用したりして、Diviewで目視してもピクリとも動かない位にアーシングしておりました。
気になる方はお試しください。というか絶対にやった方が良い!(笑)
ここ2年前~の間にはアース対策が施されているペダルが増えてきてますが、ボードの設計上で施されていないモノが多く、SimRacingProは元々そこを意識した造りで、Simforgeに関しては初動段階で煩く促していたので、コントロールボードに予めノイズ対策を施しつつ、現行ではV5エレクトリックボードでほぼ影響を受けないほどの完成度となりました。
各メーカーは、ノイズに関して軽視している訳ではないのだろうけど、購入したユーザーさんは海外を含めてリサーチしていると、同じようなノイズの悩みを訴えてる人も見受けましたね。
ユーザー任せなのも大問題だと思いますしね💡´-
個人的にはノイズの根源を絶たなくてはダメと考えてますので、DDホイールベース側のケーブル類にもトラップ仕掛けてあります(笑)
もうひとつ補足情報
MECA CUPのスプリングは稀にスプリングが折れてしまうという事案も発生しております。私はそのような症状は出なかったのですが、使用されているユーザーさんから御相談が来まして、その時は径と長さが同じようなスプリングで代用するか、メーカーに言って部品を送って貰うのかの選択肢を紹介しました。
踏み加減が変わってしまうと、また感覚的に慣らさないといけない訳で、プレイヤーにとっては余計なストレスとなり得ます。ですが、可能であれば事前にメーカーに言ってスペアを用意しておくのも手だと思います。しかし後者は可能がどうかは分かりませんが(笑)
さてさて!それでは今回はこの辺で!
またね!
( ´Д`)ノ~