どうも!
(○・∀・)ノ マイド!!
相当時間か経ってしまいましたが今回はthrustmasterのハイエンドハンコンであるT-GTのレビューをしたいと思います。私が所有しているわけではありませんが。友人が所有者であり、それの使用感を含めて情報を添えてレビューします。
待ってました!と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
注意点もあったりしますので、その辺もコチラを狙ってらっしゃる方々にはメリットもデメリットもありますので参考までに記載しますね。
◻️thrustmaster T-GT
thrustmaster製ハンコンのラインナップでのハイエンドモデルはT500RSが存在しています。ですが、発売されてから年数も経っており今や純正部品ですら底を尽きそうな状態になってます。御存知の通り、PlayStation4で認識させるにはチョットしたコツがあったりとPlayStation3世代のハンコンであるが故に完全対応か?と言われると迷ってしまうところ。かと言って性能面では間違いなくハイエンド機種である事には変わりは無い訳ですが、新しいハード(PlayStation4対応機種として)新しくラインナップとして加わったのがT-GTでした。
※本機の対応範囲はPCとPlayStation4です。
当時の提示価格は89000円だった記憶がありますが、Amazonなどのネット通販では10万前後で販売されてますでしょうか。それに近しい値段が底値に近いと思っても良いかと思います。この辺は輸送費などの費用や在庫によって、かなりな変動をしていたりするので買い時を見計らって購入するのもアリです!
今は分かりませんがPlayStationストアやSONYストアでは保証期間が10年なんて付いてた事もあるので、そう値段に差がない時は、保証内容を確認して其方で購入するのもお得かも知れませんね。
※thrustmasterが10年後までパーツストックを保証しているか分かりませんけど、長い目で見たら安心感はあるね。
本体はある程度バラされて梱包されてますので、簡単な組み立て作業があります。
◻️グランツーリスモSPORTと完全互換
グランツーリスモで知られるpolyphony(ポリフォニー)の協力でコチラのT-GTは設計されている訳で、現代のグランツーリスモSPORTとの相性は100%互換を持っています。グランツーリスモSPORTのイベントで必ずと言って良いほどお目見えする機種なのでGTSをメインでプレイされる方には大きな武器となる事でしょう。
T500RSではパドルが本体に固定だったのに対し、コチラは今風にステアリングにパドルが備わるスタイルに統一されました。ですが、パドル形状は弓形形状ではなく四角い小型のパドルが実装されています。因みにT-GTのステアリング径はやや小さめの280mmです。
大き過ぎず小さ過ぎずといったところです。ラリーSIMとかするなら少し小ぶりなこの辺のサイズ感の方が、コーナー左右の切り返し等、取り回しやすかったりするので適正サイズなのではないかと思います。
ステアリングはフルレザーでコーティングされており、質感は合皮レザーで素手でもシットリと滑らかな肌触り。センター4つ角にロータリーセレクター(クルクル回して調整するダイヤル)とミニスティング2本が搭載されています。これはレース中の設定切り替えやカメラ操作などを容易に出来る機構になっています。
因みにパドルシフトはメタル仕様で、ハンドルの回転域は270°~1080°です。
実装されている「T-DEF」という機能ですが、これはGTシリーズ開発元のポリフォニー・デジタルとのコラボレーションで、ステアリングに伝わる微細な振動を体感できるように実現した仕様になってます。レーストラックの路面を含む状況、マシンの挙動を体感できるよう、搭載するブラシレスモーターでフィードバックを生み出し、それをドライバーに情報として伝えるものです。
現時点ではグランツーリスモSPORTのみ全対応している機能なので、他のSIMでは一部が伝わらない、又は機能しないといった側面もあります。
今や普通にこの手のハンコンに実装されている言わずと知れた産業用ブラシレスモーターを採用し、ベルトを介して動力を伝えます。プーリー類は同ブランドの中では大きめかな。
日本でのthrustmasterでは情報は公開されていませんがFFB(フォースフィードバック)の最大トルクは4Nmです。ステアリング径は280mmですので必要にして十分な体感的な重さを感じます。
◻️オーバーヒート対策に一役買っているデザインと新設計のブラシレスモーター
歴代のthrustmaster製ハンコンの一部機種で弱点と言える部分がオーバーヒート。T-GTのボディは開口部が広く、背面にはファンが備わっており放熱を促すデザインになっています。作動音は静かです。
モーターはオーバーヒート対策にT-M.C.Eという新設計のものになってます。
電源部はターボチャージャーの形状をしていますが、この形状はビジュアルも意識しているでしょうが熱効率を考えたファンレス設計になってる様です。ピーク電力は公表値で400Wです。
T-GTは他のグレードのthrustmaster製ハンコンよりオーバーヒートし難いのは、この電源ユニットが外にあるからです。因みに同社の他のグレードは殆どハンコン本体に内蔵しているケースが多く、室内に熱気が溜まりやすいので冷えにくいのです。モーターからの発熱よりも、寧ろ電源の発熱の方が深刻なんです.......。
◻️ペダルセット
T-GTにセットとされるペダルはT3PAであり、他グレードとはアーム類が金属製になっている。
ペダルタッチは他のペダルグレードと大きな差は無いが、フット部分の大型化も相まってヒール&トゥーなどペダル操作はし易い。大きな差は無いというのは設計上の差は無いが金属製パーツをあしらう事によって差別化をしているので基本構造は変わらない。実装されているブレーキMODでは満足出来ない場合はサードパーティーでフィールを変えるMODが数種存在します。
コチラのペダルでは満足出来ない方や吊り下げ式を欲するユーザーはT3PA Proへステップアップする事もありますね。
◻️使用感はthrustmasterハイエンド機種
安定したトルク感、スルスルとスムーズに回るステアリング。ベルト駆動時の擬音は殆どと言って無く、同社ハンコンの中では1番静かなんじゃないでしょうか。ステアリングの質感も相まってドライビングしてる時は普段から乗ってる乗用車感覚で、安定した操作を実現しています。
T-GTのベースとなってるモデルが同社のラインナップに存在しますが、それは一部のパーツを流用して使っている事なのでコスト面でも一役買っているのかも。パドル操作もカチカチと節度感も良く、ステアリングを回した時も含め、thrustmasterらしい味付けと仕上がりになってます。
◻️注意点ではないですが
先に触れました4つのジョグダイヤルですが、グランツーリスモSPORTではフル活用しますが、他のSIMでは機能しません。
PCでのレーシングSIMも然り、個別でも割り当てられないのです。コンシュマー機(PlayStation4)に実装されてるレーシングSIMの全てを試した訳ではありませんが、一部を除いて動かないのは確かです。
また、PCに接続するとT300RSと認識されますが、先に触れた一部パーツがそれを流用しているだけなのでコチラを認識します。勿論、全てのレーシングSIMではありませんが互換の問題もありますのでPCでのプレイには少々注意が必要です。
そう言えば私の周りのT-GTユーザーはコンシュマー機(PlayStation4)でのプレイが主体の人が殆どかも。
PCでレーシングSIMも兼用してるプレイヤーは友人以外あまり居ませんね。
また、彼もプレイするレーシングSIMで互換性が無くて動かずイライラしていた時期もありました。いろいろと検証した時に、何とかT300RS設定で認識させるといった方法がありましたが全て網羅してくれる訳では無いところもありましたね。
※今後リリースされるSIMにはデフォルトで認識してくれるのかな?と思います。
T-GTはthrustmasterの最上位機種ですので、この辺はthrustmaster自体がSIM製作元にデータを提供するか提供するドライバーで対応しないと、この先も動作環境が100%網羅するとも限りません。そこはビジネスも絡みますので何とも言い様のない所ではありますが、、、。
何にせよ、コンシュマー機かPCか、どちらを主体としてプレイするのか?と言うことろがコイツを選ぶのかのポイントになるとは思います。
◻️故障し易いところ
実は、よくありがちなのがペダルユニットの故障.......。特にブレーキペダルのギコ音が出始めると要注意!実はペダルアームはバネを支持する突起の凸部の部分、又は受け皿の部分の度重なる摺動のせいですり減って、最悪の場合は脱落気味になる。購入し、比較的初期の段階でモリブデングリス等で対策しておくとか、既に発症しているユーザーは、フィーリングが変だな?と思ったら保証がある内に修理に出される事をオススメします。
今回はこの辺で!
またね!
アディオス!!( -`ω-)b💕